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12.スキルを試す(中編)

今でも泣き出しそうな僕に父は微笑みながら、優しい言葉をかけてくれる。


「まだまだ分からない事だらけなんだから、そんな顔をするんじゃない。スキルレベルだって低いし、どんな伸び代があるかわからない。心配するな!大丈夫だ!」


「しかし、父上。僕は…」


「何より、俺を救ってくれたじゃないか!それだけでも十分、俺は嬉しいぞ!」


満面の笑みを浮かべて、頭をワシワシと撫でてくれた。

不安な気持ちが吹き飛ぶくらいに嬉しかった。


「そ、そうですよね!なんせ、50年遡っても記録に残っていなかった超レアギフトですから!」


なんか妙に恥ずかしくて、早口になってしまった。


「よし、じゃあまたスキル確認の続きを始めるか!」


「はい!」


僕は元気よく返事をするのだった。



「父上!バフ系スキルの特徴を、教えて下さい!」


「こころえた!バフ系スキルは大きく2つに分類されていて、バフは能力値のUP、デバフは能力値のdown。

呪詛と浄化はバフ系と似ているが特性が違う。

バフデバフはMPの消費量やスキルレベルの高さで、数値や時間が変わってくる。

呪詛は承知の通り、能力値自体の減少。

浄化は魔物が発生した場所などに使うと、悪い気が浄化されて魔物が発生しなくなる。もしくは魔物を近づけさせなくする。

大きな違いは、バフデバフの効果は一時的なもので、呪詛や浄化は一度スキルが発動すると、余程の負荷や、故意に壊そうとしない限り持続している事だ。

そのため、呪詛や浄化は、大量のMPが必要となる。」


「そうなると、父上にかけられた呪詛は余程強いのではないでしょうか?」


「ああ、そうなるな。対象を死にいたらしめる事が出来るほどの呪詛使いなど、俺は聞いた事がない。そこまで怨みを買った覚えもないしな。」


「そうですか。あ、あの…、魔物でも呪詛を使えるのでしょうか?」


「んーーーー、どうだろう。聞いた事は無いな。今まで、散々魔物は討伐したが、問題は無かった。人型の魔物は殺した事が無いし。」


「そうですか…。謎は深まるばかりですね…。」


「そうでもないぞ!今回、一つわかった事がある!

それは、呪詛は跳ね返す事が出来る事だ!

これは大きな前進だ!なぜなら、ジャックのスキル LVが上がれば、最終的には全ての呪詛を跳ね返す事が出来るんだからな!」


ガハハと父が大声で笑う。まるで自分事の様に喜んで、前向きに考えている父を見て、僕も嬉しくなった。


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