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11.スキルを試す(前編)

賑やかな(騒がしい)朝食が終わった後、僕と父は1階の中庭にある東屋へ向かっていた。


「飯を食べたら、スキルを使ってみるか!」


父の誘いに断る理由はない。


「もちろんです!」


東屋へ向かう前に、誰が付き添うかでメイド達の火花が散る一悶着があったのは割愛する。

正直言って、付き合ってる時間がおしい。

何も言わず、スーっと食堂を後にする。


僕は父と寄り添いながらゆっくりと歩みを進めた。


…東屋…


「ここなら、何が起きても大丈夫だな!じゃあ、早速スキルを使ってみようか!」


「はい!」


「恐らく、ジャックのスキルはバフ系で、能力値をあげたりする事が可能なはずだ!」


「はい!ではまず、攻撃UPの結界を自分に付与してみます!」


スキルを発動する。

鐘の音と神様の声。

光が僕を包み込む。


「おー!美しい光だ!」

父が唸るのも無理はない。


ただ光っているのでは無い。

まるで、大量の星がキラキラと僕の周りを飛んでいるような、不思議な光方なのである。


時間が経つと星のようなキラキラは収まり、次は体の周りに薄い衣を羽織るような形で光が変化する。


この衣の様な光が、他の人には見えず、自分にしか見えないのだ。もちろん、父も衣の様な光を身に纏っている。


「落ち着いたのか?なにか、能力値に変化はあるか?」


そう言われて、ふと能力値を確認する。


「こ、これは…」

能力値をみて僕は驚愕した。


名前:ジャック・モロドーム

年齢:12歳Lv1 職業:結界師Lv1

HP:12 MP:14/24

筋力:6(1)

防御:6

魔法攻:6

魔法防:6

素早さ:6

知力:24

運:24

スキル:結界 付与()

状態:攻撃UP LV1、


「えっ…問題なく付与はされましたが… 1 … 、1しか上がってません…。」

おそらく、付与されて上昇した攻撃力は()内で表示されているはずであるが…


「えっ?本当か?普通、50とか100とかで上がるはずなんだがなぁ…。どこか見間違えてないか?」


うーんと能力値を細かく見ようとするが、変わりはない。

「特に間違いは無さそうです…。」


「じゃあ、重ねがけとかは出来そうか?同じスキルをもう一度自分に掛けてみてくれ。」


言われてスキルを使うが、反応がない。

「ダメそうです…。」


「んー、そうかー。原因が分からない以上、悩んでも仕方ないし、この際だから色々試してみるか!」


「はい…。」

何だか嫌な予感がする。


「じゃあ、次は違う付与を付けてみてくれ!」


「はい…。では防御UPの付与を付けます。」

僕はスキルを発動する。


鐘の音と神様の声。

美しい光。


「能力値はどうだ?」


僕は能力値を確認する。


名前:ジャック・モロドーム

年齢:12歳Lv1 職業:結界師Lv1

HP:12 MP:9/24

筋力:6(1)

防御:6(1)

魔法攻:6

魔法防:6

素早さ:6

知力:24

運:24

スキル:結界 付与()

状態:攻撃UP LV1、防御UP LV1、


嫌な予感が的中する。

「付与は付きましたが、やはり1しか上がっていません…。」


僕は思わず涙ぐんでしまった。


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