〜社畜は報われないのか?〜
この小説を読んでいただきありがとうございます。
はじめての小説なので気に入らないところなどありましたら意見お願いいたします。
(う〜ん、ここはどこだ?)
気がつくと俺は知らないベットの上にいた。
(俺は今まで何をしていたんだ?)
周りを見てみると何故か座って寝ている少女を見つけた。
(そっか、俺は前世過労死してしまったのか…)
起こすのは悪いと思ったので静かに毛布をかぶせて部屋の外へ出た。
どうやらここは屋敷らしい。
(窓が無いとはここはどこかの真ん中か?)
とりあえず俺は人を探すことにした。
〜10分後〜
未だに人が見当たらない。あの子を起こして話しを聞くことにした。
「なあちょっといいか?」
俺は少女を揺すってみた
「…ん?あ、おはようございます。体調は大丈夫でしょうか?」
体調?俺は体調が悪かったのか?
「すまない俺は前までの記憶がないんだ。何があったか教えてはくれないか?」
「まあ、そうだったんですね。では何があったのか簡潔に説明いたしますわ。」
そこから俺は30分ほど話しを聞いた。
どうやらここらへんで原因不明の病が流行ってそれに俺はかかってしまったらしい。
「でもこの病気治ったのはあなたが初めてですわ!」
「そうなのか?」
(それは俺が転生したからか?このことを言うべきか?いや、言わないでおこう。)
「俺はどうやら神様に助けられたみたいだな。」
「そうですね。ではお腹も空いたでしょうからなにか作ってきますわ。」
少女は早足で部屋を出て行ってしまった。
おれは…何をしようか?
俺は本棚にある本を読んでみた。
(ეს არის რამდენიმე წლის წინ. ამ სოფელში ცხოვრობდა რაღაც მონსტრი. თუმცა, მონსტრი კეთილი იყო და ყველასთვის თილისმად იქცა.)
なるほど…全く読めん。
俺はそっと本を閉じた。
俺の日誌的な物はないのか?
お、あるじゃないか。
俺はめくって読んでみた。
2月29日
今日は僕の本当の誕生日!4年に一度しか来ないから本当の気分にはなれないんだよな。
今日お父さんからは皮でできた丈夫な服をもらった!お母さんからはつえをもらった!
おねえちゃんはぽーしょんをくれた!みんなもよろこんでくれた!僕も今年で7さい!
みんな僕のことほめてくれる!まだ文字はあまり書けないけどこんごもがんばる!
3月1日
今日みんななんかあわててた。なんか外から大きい音が聞こえる。こわい。
でも僕がまんする。でも怖いから早めにねる。
3月5日
助けて お父さんとお母さんいなくなっちゃった
森のぶたさんにみんなころされちゃった
僕もにげなきゃ 何かあった時のためにこのにっきをかいとく
ここで書くのをやめてにげる これを読んだ人は助けて
月 日
もう何日間にげているのかわからない。でもでかいまちが見えてきてる。
あとは山をさがるだけ。でも、もう足がげんかい。
おなかすいたよ。もう草はたべられない。もう今日は動けない。
今日はここでねる。
3月12日
ぼうけんしゃってなのる人たちが助けてくれた。みんなお父さんやお母さん
のことを探しに行ってくれるらしい。僕はぎるどっていうところでみんなと一緒に
あそんでる!みんなかおは怖いけどやさしい。みんなお肉とか飲み物くれる。
あとずっと同じところで立ってる女の人もやさしい。あの人いつでも話し聞いてくれる。
文字も少し教えてもらった。
(…なるほど。俺は一度殺されかけていたのか。でも体から見るにもう10歳くらいか?)
その時ドアからガチャっと音が鳴った。
「さあご飯ができましたよ。なので食堂まで来ていただけますか?」
「食堂の場所がわからないのだが…」
「あ、すいませんそうでしたね。では一緒にいきましょうか。」
俺は廊下で歩いている時にふと聞いてみた。
「…なあここはどこなんだ?すごく広いのに人が一人も見当たらないし不思議な場所だ。」
「ここはアルカーデ・ミランティアという街の当主…つまり領主の屋敷です。」
一瞬理解が出来なかった
「じゃああんたは領主の娘なのか?」
「はい。自己紹介いたしましょうか。私の名前はエリサ•ミランティアです。」
「そうか。よろしくな。俺は…名前がわからないからなんとでも読んでくれ。」
「あなたは前に俺のことはクレンとでも呼んでくれ。と仰っていられました。私のことはエリサとお呼びください。」
「俺はクレンと言う名前なのだな。教えてくれてありがとう。エリサ。」
「いえ、これしかできないのがすごく申し訳ないくらいです。」
「それで、こんな広いのになぜ人がいないんだ?」
「…それは…」
「いや言いたくないなら言わなくてもいいんだぞ?知られたくないこともあるだろうしな。」
「いえ…そう言うわけではないのですがちょっと体調が治ったばかりの貴方には重い話しなのですよ。」
「そうか。まあいつでも話してくれ。」
「はい。わかりました」
「あーでも俺ってなんか魔法属性みたいなのはあるのか?」
「さあ?でもあなたはよく火炎魔法を扱っていましたよ。今試しにやってみたらどうですか?」
「いや、火事になりそうだからいいよ。」
そして話し終わった時にちょうど食堂に着いた。
そこにはなんと見た目が物凄く美しい…
訳ではない料理が並べられていた。
「それでは、頂きましょうか。」
俺は1口食べてみた。
なんとお世辞にも美味しいとは言えない味が口の中に広がってくる。
「どうでしょうか?私の料理は?」
「うん!素材の味が活かせてるね!」
「それは良かったですわ!」
まあ嬉しそうな顔をしているしいいだろう。
「俺も今度料理作ってみようかな?」
「まあ。素晴らしいですわね。」
「それはそうとここら辺で一番近い街は何処にあるか知ってるか?」
「ここから一番近い街ですとぉ…北の方に2キロ歩けば街がありますよ。」
2キロか…まあ1時間もあれば行けるかな。
「人が居ないのになぜそっちへ行かないんだ?」
「道が魔物に塞がれて通れないからですわ。」
「エリサは戦えないのか?」
「私は回復などの支援魔法しか使えませんの。なので攻撃手段が無いのですわ。」
「この世界に魔法はどんな種類があるんだ?」
「魔法には火 水 風 闇 光 禁忌6つの魔法がありますわ。」
なるほど。それで俺は火を使っていたわけか。
「この世界にはステータスなどはないのか?」
「すてーたす?あ魔力などぼ合計がわかるやつですかね?あれは上位の魔法使いにしか見れないんです。」
「そうか…試しに言ってみるか。」
「ステータスオープン!」
その時目の前に半透明のメニュー的なものが浮かび上がってきた。
「なんだ見れるじゃないか。」
「何を言っているんですか?特別な水晶がないと見れませんよ?」
「え?そうなのか?まあいいや。スキルなど見てみるか。」
スキルには…
何もない。
魔法には…ファイアーとドレインタッチの二つだけ…
「あれ?俺弱くね?」
「満足のいかない結果でしたか?」
「ああ。魔法が二つしか無いな。」
「魔法が二つだけ…それはかなり弱いですね…」
「あ、でも魔法攻撃力が12とあるがこれはどうだ?」
「魔法攻撃力の平均は54です…」
俺弱くね?
「いやでも魔法攻撃力がなくても戦えますよ?」
「…今からでも剣術鍛えるか…」
それから1年ほど経ったある日
「クレーン。ちょっと来てー。」
「今いくよー。」
俺は急にエリサに呼ばれた。
なんだろうと思いながらも食堂に着くと知らない…なんだ?あれはなんと言えばいい?
「クレンに見てほしいものがあってね。これなんだけど私が作った対戦相手になってくれる魔道具を作ったの。これに魔力を注ぐと注いだ人に魔法や剣術で攻撃してくるの。あなたにピッタリだと思うのよ!」
「おお、それはありがたい。今から使ってもいいかな?」
「ええ。もうどんどん使ってちょうだい!」
それからはそのにんg…魔道具と訓練することにした。
〜第1章〜
ここまで読んでいただきありがとうございました。
気に入って頂けたでしょうか?
これからも不定期に投稿していきますので見ていただけたら幸いです。
それでは良い1日をお過ごしください。