ゴーレム完成
間違えてすいませんでした。
ゴーレムを作り始めてから1ヶ月後。遂に──
─完成!!
─あい!
ゴーレム一号が完成しました!
『ゴーレム作製Ⅰを獲得しました。』
『魔力操作Ⅲになりました』
よし!
1ヶ月の成果がスキルに成ったと思うと努力が報われた気がする。
最初は魔石を少し人形に埋めて取り出すというチマチマした作業だったが少しづつ操作をスムーズに出来るようになりやっと手足と頭を一周する回路を作れた。
このゴーレムと同じ魔石をもう一つ貰えてエネルギーが無くなれば交換出来るようになり練習の効率が上がったのはありがたかった。
そう言えばまだステータス見たことなかったな。
あ〜異世界転生したらまずステータスだろ。何やってんだ?今までの俺。
神曰く頭の中でステータスって唱えればいいんだっけ?
せーの!
─すてーたす
─ステータス
ステータス
名前なし 人間(転生者) 女
称号 (転生者)
ユニークスキル (若返り)
エクストラスキル 多重人格
スキル MP回復加速Ⅱ 健康Ⅴ 成長速度低下Ⅴ 魔力操作Ⅲ ゴーレム作製Ⅰ
(※()は神により神以外から確認できない)
魔力操作がⅢまであがっておりMP自動回復もⅠ上っている。
うんうん。少しずつ成長しているね。バレたらやばそうなスキルはあの神が隠してくれてるね。感謝感謝。
しばらくステータスを眺めていると母上が部屋に入ってきた。
─おかあさま〜
─元気だな
最近はメランもよく心の中で喋れるようになった。まだ口に出すのはほとんど無理だが。筋肉の問題かな?
そう言えば若返りは今の所九分若返っている。少しペースが早くなっているのは嬉しい。
話が変わるが今回のゴーレムはただの遠隔操作出来る人形って感じで特別なことは全くしていない。フル充電で15分位歩かせられるはず。
今回は母上が来てしまったのので次に期待だ。
一週間が経った。
というわけで、久しぶりに恵まれたチャンスを使って稼働実験を開始します。
─メラン助手。宜しく。
─あい。
今回は一周しただけの単純な回路なのでプログラムは俺の意思で動くことだけ。(特にないともいう)
現代ならオーバーテクノロジーだがこの世界のゴーレムちゃんなら初歩である。
じゃあ…まず歩け…難しいか。もっと具体的に、右足をあげて…前に降ろ…
ブチッ。
─うぇ?…ひぐっ、うぅ…うゔぇ〜〜ん〜〜!
………………………………。回路が……。ピエン。
メランをあやすのは大変だった。
ステータス変更点
魔力操作Ⅰ→Ⅲ ゴーレム作製Ⅰ(new)
多分後々長くなります。次は一年経っちゃうので修正でこの話は大分伸びるはずです。




