ゴーレム一号
次から3日に1回朝8時の更新にします。
この話長いので分裂させるかもです。
更に1ヶ月が経った。父上が帰ってきたがなかなか会えない。まだ名前も分からないのである。
それと若返りは1分若返るごとに知らせてくれるらしい。今までで4回あった。
この一ヶ月で一番の成果と言えば、
─うーメラン メラン
メランがまだ文章にはならないが単語を理解するようになった。特に名前はお気に入りみたいだ。本来有り得ない成長速度だが俺の記憶があることによるイレギュラーだろう。悪いことではないはずだ。同一人物なので感情もなんとなく伝わってくる。まだ喋るのは難しいみたいだが。
─偉いな〜メラン。
何か親馬鹿みたいになってきている気がするが、自分を褒めているだけなので問題ないだろう。自分可愛さが極まっているだけ(少し違う)。
そして俺が今何しているかと言うと、ゴーレム一号の作成である。ここまでの苦労は筆舌に尽くしがたい。適当に誤魔化しながらお姉様の部屋で本を捲って貰い続け、駄々をこねて人形を1つ貰った(これも伝えるのにめっちゃ苦労した。)大分怪しまれた気がするがそこまで問題じゃない。なぜならばゴーレム作成を前に俺たちのテンションは最高潮だからである。(意味不明)
─第一回ゴーレム作成に漕ぎ着けたことを祝い、カンパ~イ
─あ~い!
頭の中でチャリンとグラスがぶつかるイメージが浮かぶ。
それでは始めよう。まずは指差し確認。この部屋に人は居ません。隠し場所もオッケー(人形として置いとけば紛らわせられる)。
「あうっ」
おっぱいはさっき飲んだ。
「あいっ!」
たっぷり寝た!
「うー!」
この時間は暫く誰も来ない。OK?
「あいっ」
それじゃあ体使うね。…何か悪いこと言ってる気分になるなこの言い方。
材料は人形1つ、魔石(人形と一緒な手口で手に入れた)一つ。オッケー。
基本的には魔石のエネルギーを使って回路を繋げるイメージで、切れやすいので3つくらい全身を巡るルートを作るのを目標にする。今回は魔石を入れる練習をしよう。
魔石はS〜Fで属性ごとに分類されるらしい。充電?出来る量が変わるらしい。価値はよくわからん。これは風Fである。見たり触るのが好きだと思われたのか(赤子がそれ以外なにを好むのか?)一番質の低いやつである。ただ風属性なのはありがたい。息を吹きかければ充電できるからな。
息が届くように完全に埋めずにと。
ゴーレムはプログラムが楽で2進数で頭が痛くなるようなことはしなくていい。ややこしいほど処理に時間がかかったりバグりやすいのは一緒らしいので今回は少なめにする予定。
しばらくゆっくりとうめていたが疲れてきたので後は魔石を取り出して終わり。
取り出すのもなかなかに疲れた。
『魔力操作Ⅰを獲得しました。』
─あうー
おっスキルきた。
質が違うだけなので魔力操作をした扱いになるっぽい。自分の魔力は使えないけどね。
このスキルには長いことお世話になりそうなので大切に育てて生きたい。
この日から一週間俺はゴーレム作製を続けた。
ステータス変更点
魔力操作Ⅰ(new)
説明しすぎですね。もう少しお喋りっぽいのも修整してるうちに直ってくはずです。★つけてるところはほぼ修整を完了しているのでしっかりした内容になっているはずです。




