兄弟?と戦闘スタイル
一話平均2500くらいになるかもです。
「あっ、メランがおきましたよ、あねうえ。」
「あらっ、おはよう。」
目が醒めると目の前に暫定兄と姉らしき人がいた。二人共金髪青目で姉は中学生位だ。少し怖そう。取り敢えず《若返り》っと。兄は4歳位だ。少し舌足らずで可愛らしい。
「おはよう、この子はあなたの兄のロータスよ。4歳ね。」
「よろしくね」
か〜わ〜い〜い〜。
「あーうー」
─どうしたメランよ。ご機嫌斜めだな?
ん~この子って言うのも不便だしちゃんと自我が芽生えてきたら名前で俺のこと呼んでもらいたいから心の中での呼び方決めるか。俺は取り敢えずこの子が言葉を覚えるまでは呼ばれることないし名前で呼んでもらうつもりだから取り敢えずこの子の呼び方を考えよう。
まぁシンプルに元々この子の身体なわけだからメランって呼ぼう。
そういえば俺たちにしても兄上にしてもこの家は全員名前は花関連でいくつもりか?
「私は従兄妹になるはね。チェリー・パーシモンよ。普段は呼び捨てで呼んで欲しいけど表向けはチェリー嬢って呼ぶべきね。」
あらっ、姉上じゃなかったみたい。それでも俺はお姉様って呼ぶ。それは決定事項だ。
それひしても赤子にそんなこと言って理解できると思ってるのかな?そう言えば言葉すら理解できてるわけないんだった。
あと従兄妹一家のは果物なのかな?名前ね名前。
「おぎゃ~」
考えごとをしていたらメランが泣き出してしまった。
─おーいメラン〜何で泣いちゃったの〜。お腹いっぱいだよ〜。
あっ漏らしちゃってる、まぁ仕方ないか。それに赤ちゃんだから泣くのが仕事っていうし。
─気持ち悪くて泣いたのか。ちゃんと泣けて偉い偉い。
母上、処理よろしくおねがいします。
「あら、泣いちゃった。なんでかしら?」
母上は俺…メランが漏らしちゃったのに気付いていないらしい。俺はもらしてない。
「あ~トイレしたかったみたいね。」
「じゃあよろしく。」
「畏まりました。」
母上?あっメイドさんだ。そりゃそうか、貴族のしかも公爵家の御婦人がそんなことしないか。メイドさんにはこっそりしてたっぽいから居るのに気づかなかった。
ふ〜スッキリした。この子お湯が嫌いみたいでギャーギャー泣いてたし、ごめんねメイドさん。でも結構可愛がってくれてたから問題ないよね。
あれ俺がやられてるって思うと恥ずかしいね。
だからメランが洗われたのを俺が見ていたって思うことにしよう。それで問題ない。まぁ俺もメランなんだけど。
考えごとをしている間におっぱいを飲み終わって寝かしつけられたみたいでベビーベッドに一人でいる。
今のうちに筋トレしないと。この体は成長しにくいからな。こういう子は学校とかでいじめられやすいだろう。いじめっ子を下手に返り討ちにしたりすると余計ひどくなるらしいからな。蹴られたりしても痛いフリだけして痛くないように鍛えたい。せっかく学校に行けるなら楽しまなくちゃ。前世は学校いけなかったからね。(小説学んだ学校の知識がほとんどなので学校で平穏に過ごすのは結構難易度が高いと思っている。)
それでも一応の対策として暫くしたらこの体質は母上と父上に伝えておくべきだろう。基本他人のステータスは見れないからね。何かあったらごまかしてもらおう。
途中廊下でメイドさんが喋っているのを聞いた限り父は暫く帰ってこない予定らしい。俺が生まれるところを見る為だけに戻って来てたらしい。いい人だね〜。
それじゃあ筋トレ(手足をバタバタしてるだけ)しながら戦闘について考えてこう。まず、戦うことは令嬢だしほぼ無いと思われる。だから戦闘は万が一に備えてってかんじだ。武器は使ったことは無いけど憧れて日本刀について調べまくってたから扱いかたを知っている刀をメインウェポンをとする。手に入れにくそうだけどこの家ならどうにかなるだろう。それにゲームでも大分使い慣れている。
最も近接戦闘は不確定要素が多いので護身に徹するし極力しないようにする。遠距離戦も同様に一撃でも場所や威力によっては死に至ることもあるので極力控える。となるとゴーレムの遠隔操作かな?魔物から採れる魔石を電池にゴーレムを造る。これならMPを若返りに注いでいる俺でも似非魔法を使えるはず。
つまり俺たちは最後の最後まで戦わないぜ。似非魔法なのは魔石に詰まっているのは魔力ではなく似たエネルギーだからだ。(ややこしいので以後魔力と呼ぶ。)
操作にもそれを使うので自分のMPの消費は考えなくていい。属性に対応して魔石は火や水なんかでエネルギー充電できるしね。俺がゴーレムを操作しながらメランが逃げる。又はその逆、安全なうえにロマンがつまってるぜ。
あーそういえばこの世界はスキルだけじゃスムーズになったり質が上がるだけだけだからしっかり勉強しないといけないんだった…ダルい。
意外と難しいんですよねー。名前考えるの因みにチェリーの名字のパーシモンは柿です。




