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疑似狐っ娘の雇用とお姉様の結婚

すいませんだいぶ遅れました。

 リンは俺の提案どうり、モデルとして雇うことになった。まぁ建前だが俺が我儘言ったってことにすれば不自然に見られることもないだろう。あまり我儘は言わないタイプだからな、5歳にしては。


─精神年齢とっくに成人してるからね。


 まあ友達1号ってわけだ。俺としては結構気に入ったからな。

 今は家庭教師を呼んで最低限の読み書きなどをリンに教えさせている。本来公爵家としてはあり得ない対応だが5歳の娘の我儘を聞いたということにすれば全く問題ない。

 今、リンは隣で引き算の勉強をしている。俺も復習中だ。円の方程式。


「………」


 暇だな。今メランは俺たちの人生の課題を実験中である。

 それは周りの魔力を自分の魔力にする方法である。生物の持つ魔力には周波数てきなのがあり、指紋のようにそれぞれ違う。双子でも限りなく近いだけで同じではない。

 ではどれだけ近ければ自分の魔力として扱えるのか。3年程調べて確かめた結果、答えは全く同じでないと駄目らしい。

 つまりいくら周りの魔力を操作できても限りなく近づけるだけでこれができるようになるのはます無理と思われる。

 なのでベクトルを変えて実験している。

 まず違う魔力でスキルをつかえるか?これは神級の魔術に関する知識と技量があればできるはずである。あの神がスキルも分かりにくいが物理法則に従っているといっていたからだ。

 次に……まだ特に思いついていない。

 

「今日これで終わります。お疲れさまでした。」


「ありがとうございました」


「ありがとう」


 はぁ〜敬語使ったら怒られるんだよな〜。上の者が云々かんぬん。

 次はお姉様の部屋に遊びに行く予定だ。




「お姉様〜♪」


「メランじゃないでしょ、声は綺麗だけどそこはかとなく気色悪いのよ。」


「酷いわ!ぐすん」


「ぐすんじゃないわよ、それで何で来たの?」


「だってお姉様もうすぐ結婚するじゃないですか〜、かの悪役令嬢が。だからお話が聞きたくて、ね?」


 そうなのだお姉様も今年で21歳。遂に行ってしまうのだ。


「それ辞めなさいよ。私だって恥ずかしくて死にそうだったのよ」


「貴女如きが私に話し掛けようだなんておこがましいのよ!ってね」


「ッ〜〜」


 わざとらしく魔力で作った扇子で口を隠して言ってみると怒れもせずに悶えるお姉様、可愛い。


─お姉様に会えなくなるなんて嫌よ!翔と二人っきりなんて嫌!この顔が何処の馬の骨なのよ!


─言葉がおかしくなってるぞ。現実を見ろ、何時も俺たちは密着してるし馬の骨じゃなくてちゃんと貴族だから。

 しかも政略結婚だけどお姉様もまんざらじゃなさそう何だよね。


「ね?」


「なんの「ね?」か分かんないんだけど?」


「まぁまぁ、お幸せにってこと」


「んなっ?」


 顔赤くなってる〜カッワイ〜。


ちょっと急過ぎるんで修整したいですね。

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