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平和な日常にはバトルが必須【圧倒的処女作】  作者: 作作ころっけ
1章 偽りの始まり
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6話 ミシェリーとノルアの出会い 前

先に言っときます、ここの話ほとんど関係ないので頭に入れなくても大丈夫です(なんで書いた)

強いて言うならこの次の話の1番最後だけです……


文字数(空白・改行含まない):1992字

 これはある少女とクロネコが出会う4年ほど前の話。


「まま〜次あそこ行こうよ〜」


 そういったのはミシェリーという名の8歳の一人の少女だった。

 ここはキルカイア都市 一宮区(いちのみやく)

 キルカイア都市はこの世界の1位2位を争うほどの最先端都市であり、別名機械都市と言われているほど、技術が発展している都市である。


「うふふ、好奇心旺盛でいいわね、行ってみましょうか」


 ミシェリーのお願いに対し、優しく承諾してくれたのはミシェリーの母、フェミアだった。


 キルカイア都市は機械都市という名前と打って変わって都市内はとても日常的な風景である。そして毎日賑わい続けて活気のある街でもあった。

 ベンチに腰かけて昼ごはんを食べている社会人や、広場にたむろして話し合いをしている学生集団、そして公園でわんぱくに遊んでいる子供たちだっている。

 とても穏やかであり、賑やかである都市になっている。流石に日が落ちると人数は少なくなり、その賑やかさはだんだん引いていき、夜中にはシーンと静まり返ってしまう。


「やった〜じゃあ早く行こうよっ!」


「ええそうね」


 ミシェリーとフェミアの2人は一緒にジュエリー店入っていき、数十分後、店の外に出てきた。

 そしてまたジュエリー店を探し、店の中に入っては数十分経ってから外に出てくる。

 どうしてジュエリー店を探しては入ったり探しては入ったりの繰り返しをしているのかと言うと、それには一人の女性のために、ミシェリーがフェミアを引っ張り出したのが始まりだった。


 ミシェリーは8歳になるまで外の世界は怖いと思い込んでおり、今までまともに外に出たことなど1度もなかったほど8歳とは思えない生活をしていた。家から外に出たとしてもそこは庭であり、周りにはフェンスや高い木が植え付けられて、外の世界は見えないようになっていた。


 そんな外に出ることが苦手になりつつある彼女は、ある日を境にして突然と外に出るようになったのだ。

 勿論、急にひとりでに外に出た訳では無い、それはある事件が関わっていたのだ。


 とある休日、いつも通りミシェリーはフェミアと一緒に家に2人で住んでいた。

 父はとっくの昔に他界しており、ミシェリーは父の職のこともあり、1度も姿を見たことがなかった。

 ただでさえ広い豪邸に2人というのは寂しいと思ったのか、メイド関連のものを雇おうと思った母はミシェリーに合いそうなメイドや召使いを探してみたが、そんな者は人っ子一人見つからなかった。


 その休日の夜、ミシェリーとフェミアが仲良く晩御飯を食べている時、それは突然襲った。

 夜ご飯を食べている時、突然「ピンポーン」と、インターホンが鳴った、フェミアは立ち上がり、ミシェリーに「そのまま食べててね〜」とひとつ言ってからモニターを確認、宅配業者のような格好をしてダンボールを持っていたので、問題ない、と玄関の方へと足を運んだ。

(ちなみに、フェミアは意外とネット注文をするの事が多い)


「はいはい、今開けますね〜」


 フェミアはそういった後、ドアを「ガチャり」と開けた。

 そして突然襲われ、麻酔魔法をかけられてから拘束された。

 その宅配業者…いや、宅配業者に成りすました人間は、背中の方に隠していた片手剣のようなものをフェミアに向け、脅した。そしてフェミアに即効性のある麻酔魔法をかけてから縄で両手両足をしばりつけ、口元にガムテープを貼って拘束させた。

 その後周囲に隠れさせていた他の仲間を呼びつけ、「家にガキが1人いるはずだ、ソイツを縛れ。傷1つつけんなよ」そう言って、3人ほど中に入れ込んだ。


 玄関で親が拘束されたそとも知らずにミシェリーはもぐもぐご飯を食べていた。

 やがてミシェリーが晩御飯を食べている時部屋の扉がぶち破られた時、ミシェリーは突然のことに体が飛び跳ねるかと思うぐらいビクッとなった。


「へっへ、おい嬢ちゃん、大人しくしとけよ……」


 ミシェリーは突然のことに座っているにもかかわらず腰が抜けていた。

 おかげで逃げるような力が入らなかった。

 今にもここから逃げたかった。

 体がブルブル震えていた。

 涙が止まらなかった。声も抑えられず大泣きしてしまった。


「おい、さっさと麻酔かけろ、近所にバレるだろ」


「おうよ」


 ミシェリーが泣きじゃくっていると近所にバレてしまう可能性がある。そう思ったのかリーダーらしき人間は部下に命令を下した。

 この命令が正しいのかは分からない。そう思いながらもその集団は麻酔をかけようとした。


「ふぇっ…やめっ…やめてぇっ……」


「さっしとしろ!」


 ミシェリーが、怖気付いて叫ぼうとした瞬間、リーダーらしき人間が叫び命令する。

 それに従うように魔法を放ったその瞬間…


結界(バリア)っっ!!」


 突如として現れた女性によって魔法が弾き返されたのだった。

 目を瞑っていたミシェリーは今がどういう状況なのか分からずにボケーっとしていた。

 そしてそれは目を瞑っていなかった悪巧みをしていた集団もおなじことだった。

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