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平和な日常にはバトルが必須【圧倒的処女作】  作者: 作作ころっけ
5章 神願の塔
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7話 生き返った女神

リアルの事情で投稿頻度がかなりさがります

 階段の先には女神さまがいた。

 これしか言うことができなかった。


「……え?」


 思わず息の抜けた声が出る清水、その隣にいるルチーナはルチーナで声も挙げずに何やら困っていた。


『これは一体どんな状況なのか……』


 4人と1匹の視線の先に女神はいた、いたにはいたのだが……

 フカフカしてそうなベッドの上で静かに寝息をたてて眠っていた。


「これ今はそっとしておいて起きるまで待たないといけないやつですか…?」


「うーーん…どうだろう…」


 その女神はちょっとでも触っただけで粉々に割れてしまいそうなくらいきれいな容態をしていてどうにも起こそうという気がわかなかった。


「……?」


 しかしルチーナや清水が起こそうか悩んでいるとベッドの上で横になっていたはずの女神がいつの間にか目を薄く開けて上半身を起こしていた。


「うおっ」


 それに気がついた清水は軽く驚く。

 その女神は女神と言われても分からないくらい暗い顔をしていて、堕落寸前のような感じであった。


「…あなたたちは誰?」


 そんな驚いている人間を1度見てから女神は言った。

 喋るのが久しぶりだったのか若干かすれ気味の声だったが、それでも尚美しいと感じてしまう程の綺麗な声で。


「私はルチーナ、肩に乗ってるクロネコはミリー」


「あっ、えっと僕は清水力弥です」


「その後ろの2人は」


「見覚えないかな?」


 ルチーナ、清水、俺の名前を聞いたところで女神は更に俺たちの後ろにただ立っているだけになっている転生者の1人と獣っ娘の名前を聞こうとし、そして突然目を見開いた。


「あなたは…っっ!!」


 どうやらその顔には見覚えがあるようで、女神は素早く腰を上げた。


「………」


 そんな女神を前にして当の本人である転生者、キリガミレイヤは一言も喋ることなく何も無い斜め上をずっと見つめている状態であった。


「まあまあ、お互いの細かい話はあとでするとして、女神様、先に自分の力を取り戻してくれないかな…?」


「わかりました」


 いきなりルチーナに言われたことに対しても慌てることなく冷静に対処する女神、もし俺が女神さまのような立ち位置にいてさっきのルチーナの言ったことを1回だけ聞いて理解しろっていわれてもなんの事だかちんぷんかんぷんだ。


 1分も経たずしてどうやらその力を取り戻したらしい女神は再びルチーナと向き合い、一礼。


「ありがとうございます」


 一言だけ言い、続けて


「キリガミレイヤの魔法的操作を不可能にし、奴隷のそちらの少女とともに記憶の改竄をいたしました、後にこちらがわで適当なところに移動させます」


 さらに続けて


「失礼ながらあなたがたが私に聞きたいこと、そして"叶えて欲しい願い"を読み取りました。どうぞ着いてきてください」


 その女神は先程のか弱そうな感じを全て捨てたようにハキハキとしており、心做しか笑顔になっていた。




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