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平和な日常にはバトルが必須【圧倒的処女作】  作者: 作作ころっけ
5章 神願の塔
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2話 2組の向かう先

 キリガミレイヤは楽しそうな笑顔を浮かべているミーナを連れ、ギルドに向かうことなくある所へ向かっていた。


「レイヤー、いつもと道が違うにゃ」


 流石のミーナでもいつも冒険者ギルドに行っているだけあるのか今歩いている道が違うことに気づき、それをレイヤに確かめようとするも、レイヤは無言を貫き通しそのままどんどん冒険者ギルドとは反対の方向へ、王国の出入口となる大門へと進んでいた。


「……?教えてにゃー!」


 大門が見えてくると、ミーナは少し怒りっぽく声をあげてレイヤに聞きいてみる、ここまでずっと無言だったレイヤも、やっと口を開いた。


「お前は今から俺と一緒に『神願(しんがん)の塔』に行く、足を使ってだ」


「しんがんの塔………ニャァァァッッ?!?!」


 いきなり叫び出すミーナに歩行者の目線が集まる、しかし今はそんなことどころじゃないミーナは目線などきにせることなく隣にいる少年へ叫び出した


「なんでにゃ!なんであんな所に行くのにゃ!しかも足を使えだにゃんて!」


「お前にはもっと強くなってもらわないといけないんだよ、色んな今でな」


「私はもう強いにゃ!レイヤだって知ってるにゃ!」


「いやあ?考える方面強いか?」


「ぅぐ………」


「ほらな、現に今だって周りを見てみろ」


「ぅぁ……………」


 ミーナは今頃周りの目線に気づいたようで、必死に隠れようとレイヤの背中にピッタリと顔を下に向け、腰の位置にある尻尾もめちゃくちゃにピンと立っていた。


「どうだ、行くか?」


「行きたくな─」


「ちなみに拒否した場合は1週間モフりの刑だからな」


「ぃ、行きます……にゃ」


「よし、んじゃ早速行くぞ、食料やら野宿やらの問題は気にするな、そこんところは全部俺にまかせとけ。お前はただ自分の足で『神願の塔』にたどり着くことが出来ればそれでいい、俺はただ見守っとくだけだ」


「でっ、でも…!」


「分かってる、もしも何か起きた時には俺を頼っていいけど、それ以外の時は自分の力でどうにかするんだ、いいか?」


「分かったにゃ」


「改めて早速行くか」


 レイヤは会話中にさらりと精神系の古代魔法を使い、ミーナに集まっていた視線を外させ、そしてそのままフェルノウド王国を出るのであった。





 レイヤとミーナがフェルノウド王国を出た翌日、キルカイア都市のとある屋敷ニルン邸にて、一人の女性と1匹のネコが無言で向かいあわせになって佇んでいた。

 互いの頭がおかしくなったわけでもなく、今はただ女性の方、ルチーナの能力(スキル)を使用し、声に出さずして会話をしていたのだ。


『じゃあまず最初に、転生者関連の事を潰してく感じだね』


(だな、こっちでなにかしてる時に転生者の方がなにか大事をされてもらっても困るし、まあ約束の日曜日が今週末と考えると、とりあえずその『神願の塔』の下見ぐらいしかできなそえだな)


『だね、とりあえずりっきーも連れて行ってササッと帰ってくるようにする?』


(そうだな……まあ色々と準備するとして出発は明日、4日後が日曜だから、普通に間に合うか)


『まー、その時はそのときでどうにか乗り越えていけば良いでしょ、とりあえず明日出発することりっきーに伝えとくね〜』


(おう、助かる)


 ここでもまた『神願の塔』に行く予定を立てていた、レイヤとミーナの2人組が徒歩で塔を目指し、ルチーナと清水そして1匹のクロネコは清水の能力を使って移動することになり……


 出発日時が違えど移動手段がも違うということとなり、転生者のレイヤと能力者のルチーナが再び会うことになるかもしれなかった……

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