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平和な日常にはバトルが必須【圧倒的処女作】  作者: 作作ころっけ
4章 ゲーム三昧
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9話 スーパーデリシャスまっちゃと団子は合うぞー、

 昼食後、春と美希は一旦こちらのニルン邸に来たものの、ゲームのし過ぎは良くないかなと思い、ミシェリーを連れて3人で近くの公園で遊ぶこととなった。ちなみに俺は家に取り残された。

 それで残った大人組はいつもの日常風景に戻り、各々好きなことをやり始めていた。

 家に取り残された俺も適当にルチーナの元へ足を動かし、それに気づいた本人は声に出さず直接脳内に語りかけてきた。


『ねぇお兄ちゃん』


(何?)


 無言で何もしてないのはおかしいと思ったのか、とりあえずスマホをいじる素振りをしつつ俺に話しかけてくる。


『いや、ちょっと外行かないかなーって』


(それまた急だな)


『いや〜、つい最近爆発関連のことで、あのあと能力使える人がしっかりその力無くなってるのか気になって……』


(たしかに気になるけど、その、ウワサイトってやつには描き込まれてないのか?)


『あの日から実際に能力を使ってる感じの文章は見つからないけど、まだ捜索してるひとがいるから』


(だから外に?)


『ほらさ、まだ能力使える人が残ってるかもしれないし、そーゆー人は実際覗いて見てみたいし』


(まあ確かに、んで本音は?)


『………ぱ』


(ぱ?)


『パフェ食べたいな、なんて』


(ですよね〜)


 分かっていた、結望が爆発事件の関係で外出する訳はないと。

 だって、あのあとその爆破能力持ってるやつの記憶覗いて見れば仲間らしき人物に能力を使えるやつらはいなかったし、一応あのあと大手企業の工場に潜り込んで対能力消却剤だって紛れ込ませた、しかも1箇所にかぎらず色んな企業の工場やらに撒いておいたので、一滴でも摂取すればまだ無くせるような状態、今更外に出て能力使えるやつがいないか探すなんて絶対無理、だって居ないんだもの。


『ねぇ、なんでそんな考察みたいなこと想像してんの?!さっさと行くよ!』


 もう普通に俺の心を会話の一部として読むようになってきた結望相手に「読むな」やら「覗くな」といっても無意味だろう、もうそんなことは自分の脳みそを信じて気にしないようにして、とりあけずひとつきになったことを聞いてみた。


(なんでゆみだけで行くんだよ、フェミアとかも連れてけばいいのに)


『だって他の人連れていったらなんか、色々面倒くさそうだし』


(お前一人じゃ寂しくないのか)


『そ、それはお兄ちゃんも連れてくし、さっき言ったお兄ちゃんと話がしたいってのは本当だし! 』


 怒りが体に出てるのかちょっと貧乏揺すりをし始めた結望の足を見つつ、なんとなく理解したところで


(じゃしょうがないな)


『でしょ、だから早く行くよ』


(へいへい)


 こんな感じで結望の腕に抱かれながら俺は外に出ることになった。

 いやー、歩かなくていいって楽でいいね〜。





 ニルン邸を出て数十分、本邸の立地的に活発になってる地帯が若干遠いので、毎回買い出しに行く時も数十分という時間を往復しなければならい、ニルン邸の立地に文句が芽生えたところで。


「ついた、ここのパフェが食べたくて」


(何が基準で食べなくなるのかはさっぱりだけど、俺パフェとか食べたの何年前だろ)


「数百年前でしょ」


(………そりゃそうか…)


 結望は周りに怪しまれないようなるべく小声で俺との会話を楽しみ、逆に俺はなんで直接脳内に話しかけてくれないのか疑問にも思った。


「いらっしゃいませ、4名様でよろしいですか?」


「はい1人で……ん?4名様……?」


「えぇはい、後ろに3人の……」


「うしろに……?」


 店に入るや否や店員に4名様と言われ色々困惑している結望は言われた通り後ろを振り向いてみると……


「こんにちわ〜」


「何を食べるんだー、」


「えぇっと……」


 その3人の少女はよく見知った顔で2人は好奇心ともに笑顔いっぱいで残り1人はじゃっかん困ってる様子だった。


「なんでお前らがいんだよ……」


 その3人の姿をみたルチーナは若干ひきつった顔をしつつもとりあえず4名様でテーブルへと案内された。


「あ、これ美味しそうですよ!」


「なんだこのスーパーデリシャスまっちゃはー、」


「ごめんなさいごめんなさい」


「もう好きにしてくれ」


 4人が席に座るとルチーナは「なんでいるんだ?」という質問を投げかけ、それに対して春と美希は「あぁなんか暇だったところにルチーナさんがいたので」やら「同文」と真面目なのか不真面目なのか分からない答えを出して残るミシェリーも「止めたんですけど…」とまだ困った顔をしている。


「ルチーナさん私これ食べたいです!」


「うちはまっちゃでいいぞー、」


「私は……大丈夫ですぅ〜…」


「ミリーも好きなもん頼んでいいぞ」


 もう既に諦めてるルチーナはなんでも頼め状態になっており、当の本人も自分の食べたかったとちうパフェを頼んでいたところだった。


 4人が注文をし終え、1分も経たないうちに頼んだものがテーブルに運ばれるというかなりの短時間に若干驚きをかくせずにいるルチーナも、目の前に置かれたパフェを見るなり眼孔がキラキラし始めた気がする。


「いっただっきまーす」


「いただきー、」


「いただきます」


「いただきまーす」


 ほぼ同時にあいさつをし、拍子もおかずに長細いスプーンを手に取り黙々とパフェを口に運ぶ。

 4人の女がパフェを食べてるテーブルのど真ん中にいていいのだろうか、俺は謎の葛藤と一緒に久しぶりにパフェを食べたくなってきた感情に襲われた。


 だがその感情も目の前のパフェに夢中になってる4人には届くことも無く4つのパフェは盛り付ける前の容器のような輝きを戻して置かれていた。


「いやー、おいしかったですね」


「まだ食べたいぞー、」

 

「あ、ありがとうございました」


「やっぱりおいしかった♪」


 味な方は満点のようで安心した。

 ルチーナはそのままお勘定をだして4人1緒に店を出て、別にその後は特にすることもないのでニルン邸へと直行帰宅となった。春と美希とは途中で別れてルチーナとミシェリーの2人で帰った。


 ところで結望の俺と話したかったことってなんだったんだろうか、また今度暇な時にでもきいてみるか。

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