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平和な日常にはバトルが必須【圧倒的処女作】  作者: 作作ころっけ
4章 ゲーム三昧
38/73

1話 計〇〇万円

第4章スタートです!

 フェミア御一行は現在、とあるブースにて人集(ひとだか)りが出来ている景色を眺めている。


「売り切れないよね!」


「なんなの?これ買うの?」


 笹木春の言葉に対して清水力弥(家を出る直前に起床した)は流れるようにルチーナに聞いた。


「さあ、買うんこれ?」


「私はどっちでもいいわよ〜他のところ行ってくるわね〜」


「あ、おう」


 ルチーナもルチーナでフェミアに聞いたつもりだがフェミアは適当に答えることだけしてさっさとどこか他のブースに行ってしまった。ちなみにノルアもついて行った。


「なんかないか探してきまーす……」


 さらにその流れに乗るかのように清水力弥も何かしら言ってどこかへ姿をくらましてしまった。


「はぁ、年上陣好き勝手じゃがって」


「まあまあそんな恨んでいても何も無いですよ〜」


「だぞー、」


「そっそうだよルチーナさん!」


 ルチーナが逃げていった3人に対し怒りを顕にしている所に子供3人組による慰めによって少しは落ち着いた。


「結局お前ら電気屋に何しに来たんだよ」


「それはもちろん新作ゲームをみるためですよ!」


「お金が無いのならせめて見るだけでもー、」


「はぁ…この人混みだ、見るにも無理だろ」


「それじゃあ少なくなるまで暇を潰しましょうよ!」


「観賞用は減らぬぞー、」


「へいへい」


 いろいろ話し合った結果、この人混みの中 最新ゲームを見るには少し無理があると考えた3人は、少しでも人が空くタイミングを見計らって突入すべく、すぐ近くの休憩スペースにて腰を下ろした。


「少し待ちですね〜」


「空けよ空けよー、」


 座るやいなや、ルチーナは即スマホに手を出し、隣にいる少女ふたりは人が空くタイミングを見逃さないように凄まじい眼力で最新ゲームのあるブースを凝視していた、それほど最新ゲームを見るだけしたいのか、凄いなにかが伝わってきた。


『恥ずかしいなぁ……』


 そんな中隣にいるルチーナは結望の口調となりすぐ隣に座っている俺の脳内へと語りかけてきた。


(普段とは違うお前も見れて俺は嬉しいけどな)


『うっ、うるさい!』


(あー、えっとちょっと気になるんだけどここの電気屋ペット同伴おーけーなの?)


『悪さしなければいいらしいよ』


(そっすか…)


『それにしてもこの子達ほんとにゲームすきだね』


(まーそこんとこ同情できるきがするけど、一体さっきまで見ようとしてたゲームってどんなやつ?)


『んぇ?完全仮想空間でゲームのキャラクターになって遊べるってやつ、説明下手だけど……』


 結望は動かしてきいた指をちょくちょく止めながらも俺の疑問に答えてくれた。


(完全仮想空間ってのはアレの事?VRってやつ)



『残念、そのゲームは結構前にブームが過ぎ去ったやつ。今どきのゲームはほんとに睡眠状態でできるらしい?』


(よくわかんないな……)


『でも脳内の信号を受け取って〜とかなんか、いろいろ凄いらしいよ?』


(ネコでもできるんだろうか)


『無理かもね』


 スマホを弄りながら結望はくすくすの小さく肩を揺らして笑う。

 すぐ隣の少女ふたりも一瞬こちら側を見てキョトンとしていたが再び視線を戻し観察を再開した。


『でも、操作してる人の視線映像ってのが専用の何かを使って見れるらしいよ』


(おぉ、それはいいな…)


『だね〜』


(そういえば)


『?』


 話の話題を変えるように俺が言うと結望も分かりやすくこちら画を向いて首を傾げた。


(能力の件、どうする?)


『あぁ、そのこと…私も少し考えててね』


(おう)


『能力を無くす薬の研究が惜しいところで止まっててね、その薬が完成次第大手食品工場に潜り込んでその薬をこっそり混ぜる』


(けっ、結構大胆なことするな……でもその薬の効果を試す為にはお前しかいないんじゃ?)


『大丈夫、りっきーがいる。アイツに飲ませて能力が使えなくなったらその薬をさっき言った通りにする。能力を使える人が増えてくると噂どころじゃ収まらないだろうから、出来るだけ早く完成させて大量生産』


(そか…お前の頑張り屋は相変わらずだな。困ったことがあればいくらでも手伝うぞ。猫の手も借りたいって感じで)


『……うっ、うん!ありがとう!』


(わかりやすく困惑するなよ!悲しくなるじゃねぇか!!)


「ふふっ」


 こんな話をしている間にも時間はどんどん過ぎ去っていき、数十分たった頃には歩くことすら困難なぐらいあった人混みも今では頑張れば歩けるぐらいに減っていた。


「ルチーナさん!今がチャンスだと思います!」


「れっつごーれでぃーごー、」


「そうだね…行こっか…」


「「?」」


 指示を受けた瞬間ルチーナの方を見てキョトンと首を傾げる笹木春と千歳美希。


(口調、気をつけろ〜)


「おっ、おら!さっさと行くぞ!」


 俺に指摘されてやっと気づいたのかルチーナは若干頬を赤らめながら早歩き気味にてくてくと歩いていく、その後を2人は「まあいっか」と言いながら小走りで着いて行った。



  ☆



「ただいま〜」

「……」

「疲れた〜…」

「肩がァぁぁっ!」

「家だあっ!」

「お邪魔しまーす」

「本日二回目ー、」


 フェミア、ノルア、力弥、ルチーナ、ミシェリー、春、美希の順で言ったそのただいまの言葉は、誰もいない屋敷の中に広々と響いた。


 結局あの後、最新ゲームを見に行った3人はあまりの凄さに、まあまあ値の張る最新ゲーム機を勢いで2台も購入、ソフトもいくつか買ってしまった、勿論代金は全てルチーナのポケットマネー。

 うんうん、うちの妹はいつの間にか大量のお金を持つような人に成長したんだ。良かった良かった……

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