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平和な日常にはバトルが必須【圧倒的処女作】  作者: 作作ころっけ
3章 嵐の前の静けさ
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11話 ゲーマールチーナ

文字数(空白・改行含まない):1148字


(ひとつ聞いていいかですか)


『なになに〜?』


 ミシェリーが友達2人に会うため玄関の方へとトコトコ走っていった後、とてつもない眼力でこちらを凝視しているルチーナに聞いてみた。


(なんでそんなゲーム上手いの?)


 暇だったので普通に気になっていることを聞いてみた、ネコが何言ってるんだという話だが側はネコでも中はゲーム好きの男子、気になることは沢山ある。


「楽しいからたくさんやっとゃうのよね」


(建前はそれで本音は?)


『やる相手がいなかった』


 建前を言ってる時目が泳ぎまくっていたので大体予想は着いていたが、それだけでそんなに上手くなるものか、しかも特定のゲームじゃなくてほとんど全ての種類のゲームを得意としているのだ。


「1人用ゲームはまだしも対人ゲームはCPUだけじゃなくて一人二役でやってたりするから、指の動かし方がとてつもなく器用になったのは確か」


 なんてこった、一人二役なんて遊び方してやがる


「付け足しておくと相手がちゃんと2人のときにも一人二役で勝ったことはある。相手がまだ強くなかったから勝てたってのもあるけど」


(それ普通にとんでもないことしてない…?)


「その時必死になって指がつりかけてそれ以降やってないけどね」


 苦笑混じりにルチーナは言った。


(ちなみにオンラインの対人ゲームとかだとランキングとかどうなの?)


 再びド直球に質問する。


「やろうと思えばトップになれるけど、私はそんなガチな方じゃなくて面白い?遊び方してるから、欲しい称号とかがあればやりまくるけど……」


(なるほど、ランキング上位の常連って訳ではないけど、やろうと思えばトップ入りできる、強キャラ感が凄いな……)


 キルカイア都市の中でももしかしたら数十万といるかもしれないプレイヤーの中からトップに躍り出るなんてかなり凄いことであろう、しかし地球には数百万と人口のいるゲームだってあるはずだ、その中にこいつが本気を出したらどこまで行けるのであろうか、しみじみとクロネコは想像をふくらませる。


「あの二人をこの都市のトッププレイヤーにできないか考えてるんだけど、どうも上手くいかないのよねえ」


 すると突然、ルチーナが独り言のように語りかけてきた。


(あの二人はどっかの誰かさんと違って学校もあってやることがほかに沢山あるんだ、どっかの誰かさんみたいな時間が沢山ある訳でもないし……)


「どっかの誰かさんって誰だ?!わかるけど!!」


(まぁトップじゃなくとも、普通に強いプレイヤーに仕立てあげられたらそれでも充分すごいんじゃない?)


「それもそうなんだけど……現実はそう簡単にさせてくれない…じゃ、私移動するから」


 そう一言言って、ルチーナはそそくさと姿を消した


(?)


 もちろんルチーナのように人の頭を覗くことなんて出来ないクロネコはその場でただ佇むだけであった。

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