3.第2階層
二階層目に降りると、いきなりモンスターを発見した。
「ふむ。多分だけど、デフォで数が複数になったんだな」
実際それは合っており、難易度は数と比例して単純に数倍だ。
「まぁ、余裕だからどっちでもいいんですけどね」
レベルが上がったからか、ゴブリンが2、3体増えたところで問題としなくなっていた。
4日後
「昨日は水場は見つけだけど、見つからなかったからな、階段。今日は見つける」
意気揚々と2階層へ踏み出した。
昨日、試しに錆びついた剣で3匹のゴブリンを薙ぎ払ってみたところ、筋力が上がったおかげでまとめて吹き飛ばせたため、効率が上がることがわかった。それと、
「《インベントリ》」
これを発見した。これはゴブリンの肉が、元々オタグッズや単行本などを入れていたバッグに食料の方が大切。苦渋の決断としてその場にオタグッズを置いていく事にした。そんな時にファンタジーの鉄板、収納を思いつき、試したところ使用できた。インベントリはステータスと同じでスキルや魔法ではなく、人としてのデフォの能力らしい。
◆◇◇◇◆
俺はステータスを開き、時間を確認する。
19:55
もう午後8時だ。やっと見つけたが、なかなかに長かった。
「さて、おさらいだな」
2階層ではゴブリンが複数対まとめて出てきた。まぁ、幸いこちらのステータスがレベルアップにより上がっていたからなんとかなった。
「寝る前にちょっと覗いてみるかな」
そう言って俺は3階層への扉を開き階段を降りる。
3階層へ降りるとそこにはゴブリンだが、2階層までとは違うゴブリンがいた。
「上位種かな?」
そのゴブリンは少し筋肉質で、剣を携帯しているのにこれまでのゴブリンとは違いふらつきもせず悠々と歩いている。
「ゴブリンソードマンってとこかな?まぁ、取り敢えず」
気づいていないうちに背後に忍び寄り鈍器(剣)で殴り殺して、ドロップアイテムを拾っい帰って寝た。