一字千金ダイヤモンド
流れる文字が
積み重なり
流れる文章となる
流れる文章が
積み重なり
流れる物語となる
その中の
一字に
価値はあるか
苦悩と苦心は
等しく評価されない
その中の
一字に
価値はあるか
嘆きと喜びは
等価交換されていく
一字千金ダイヤモンド
加える事も削る事も出来ない
その為だけの言葉がある
一字千金ダイヤモンド
増やす事も減らす事も出来ない
その為だけの文章がある
時間と同価値の
それを探す為に
もしくは
それを見つける為に
動いているのだろう
そうじゃなきゃ
目の前の形が無駄になる
流れる文字が
積み重なり
流れる文章となる
流れる文章が
積み重なり
流れる物語となる
その中の
一字に
価値はあるか
憎悪と狂気は
等しく評価されない
その中の
一字に
価値はあるか
名言と苦言は
等価交換されていく
一字千金ダイヤモンド
どこにも動かせない
その為だけの言葉がある
一字千金ダイヤモンド
そこにあり続ける
その為だけの文章がある
生命と同価値の
それを手にする為に
もしくは
それの存在を信じる為に
動いているのだろう
そうじゃなきゃ
目の前の羅列が無駄になる
胸張って
なぜ主張しないのか
潰れるって
そんなに綺麗な物だったか
愚かで取るに足りない
汚れた言葉の
集まりだったのではないか
原石のままで作り上げた
アクセサリーだったのではないか
「世間がどう評価しようと」
それに
縋りついているのではないか
折れる前に
やらなければいけない事が
あったのではないか
殴り合うべきだったのではないか
殺し合うべきだったのではないか
弱いままなら
弱い言葉になるのではないか
存在について語るのなら
言葉の在り方についても
語るべきではなかったか
張らなければいけない我と
張るべきではない我を
使いこなせているか
才能という言葉から
飛び出せないのは何故か
固まるとは
一つの方向ばかり
見る事では無いのだ
個体識別されない
努力という言葉を
どう見れば良いのか
集まって出来た
燃えるゴミは
いつか金になるのか
未来はわからないのでは無く
今で作られているのでは無いか
だとしたら
うだつの上がらぬ
この塊に
何の意味があるのか
ひたすら
夜を呟く言葉は
元々見えていないのではないか
ミミズか這いずり回る字で
紙を汚すだけの
この小さな自己満足の作業に
何の意味があるのか
燃やしている火は
今でも綺麗なのか
燻んだ言葉は
煙のように漂うだけではないか
目の前のフィクションは
誰の為の嘘なのか
わからないままじゃ
僕は僕を殺しているだけだ
言葉の廃人に
なってしまうだけだ
まだ前を向いていれば
まともになるのではないか
やたら
馬鹿みたいに簡単で
軽石のような物ではないか
またそう言って
逃げ出すのではないか
地獄の底で飲み干す
絶対零度のコーヒーみたいだ
考える事が沢山あって
それで固まるのか
一字千金ダイヤモンド
一字千金ダイヤモンド
加える事も削る事も出来ない
その為だけの言葉がある
一字千金ダイヤモンド
増やす事も減らす事も出来ない
その為だけの文章がある
時間と同価値の
それを探す為に
もしくは
それを見つける為に
動いているのだろう
そうじゃなきゃ
目の前の形が無駄になる
一字千金ダイヤモンド
どこにも動かせない
その為だけの言葉がある
一字千金ダイヤモンド
そこにあり続ける
その為だけの文章がある
生命と同価値の
それを手にする為に
もしくは
それの存在を信じる為に
動いているのだろう
そうじゃなきゃ
目の前の羅列が無駄になる