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この先生、何者!?

前回の話。新しい先生、如月先生がきた。しかしそれは普通の先生ではなかった。見た目も名前も女性らしく、年齢も生徒たちとなんらかわりがなかった。そしてお昼ごはん後生徒たちが教室に入ると

別風景になっていた。





「どうしてこんなに暗くて寒いの!?」


「あっ。みなさんようやく戻ってきましたね。少し手伝ってくれませんか?」


「えっえ~と。その前にどうしてこうなってるのんですか先生。」


「そんなことはどうでもいいので早く手伝ってくれませんか。」


生徒たちは先生の気迫に押され手伝うこととなった。まず生徒の半分の人は教室全体の装飾を

やらされた。具体的には壁や窓、扉などから入る光がゼロになるように遮光性の高いカーテンを

つけたり、床を黒くそめたりした。その他の人のもう四分の一つまりクラスの中の五人は

如月先生のパソコンを使ってVRをつくるように言われた。そして残った生徒たちにはお化け屋敷に

あう装飾品をつくるように言われいや命令された。

生徒たちは順調に作業を進めていった。そして学校が終わるチャイムが鳴り同時に全ての作業が

完了した。いやただ完了しただけではない完璧かつ隙がないものができてしまった。


「どうしてこの短時間でこんなに作ることができる!?」


クラスの中心人物である十六夜月夜(いざよいつきよ)がそう言った。それもそうだ彼女たちは

夏休みいや入学式が始まってから着々と準備をしていた。それがたった数時間で完成されてしまったの

だから言いたくもなるはずだ。


「先生、うちらは数か月かけても全然先が見えなかったのにいったい先生は何者なんですか!?」


「そんなことはあなたたちには関係ないんじゃないですか。でも一つ言うとすれば文化祭は

楽しんだもの勝ちですよ。私はただあなたたちには初めての文化祭を最高にしてほしいだけです。」


「本当にそれだけなんですか。」


「他人に興味・関心持つのはいいですけど限度をあまり超えないほうがいいですよ。いつかひどい目を見ますよ。私みたいに。」


如月先生がそう言った。最後の方は聞き取れなかったがどこか悲しい顔をしていた。

本来ならこのまま帰宅する生徒や部活に行く生徒がいるはずなのだが誰も教室の外に出ようとしない。

いや正確には動くことができないと言った方がいいだろう。如月先生の顔を眺めているとなぜか

身体が動かなくなった。金縛りそんな優しいものではないもっときついなにかに骨の髄まで縛られているような状態である。




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