魔物討伐5
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二度目です!
ありがとうございます。
血の滴る骸を一頭づつ密閉して収納する。
棒馬に間抜けな二人乗りして川を渡ると、ロブ達がすでに別のトカゲの群れに囲まれ襲われている。
咄嗟に火の玉をぶつけようと出現させた。
「やめろ。アル達を焼き殺す気か」
春先の立ち枯れた葦はちょっとした火で瞬く間に辺り一面に焼け広がる。
「あばばばばば」
怪我のあるディックを集中して狙っていることに焦ってしまう。足を止めることなく次々にかかってくるトカゲどもの動きが早くて焦ると補足できない。
「テオ。落ち着け。1匹づつだ。それから、おれを降ろせ」
棒馬の上で足をガシャガシャしていると的が定まらない。
フレッドをディックのそばに降ろし、目の前のトカゲから食洗機のように横からも上からも湯を浴びせる。下からも巻き上げるように洗剤入りで羽毛を洗う。
視界に入る順に洗剤入りの湯を食洗機のように浴びせてゆく。
斬倒されたものが二頭、囲んでいるものが四頭いた。
迎え撃つアル達の刃をかいくぐって弱そうなわたしや傷のあるディックを執拗に狙う。
斬られたトカゲがいるんだから、形勢不利だろう?なぜ引かない?そんなに弱そうに見えるのか?
全部にお湯がまわったところで
「濯ぎ、開始。避けて!」
「どこにだよ!!」
囲まれているからどっちに行っても濡れトカゲがいる。
「…なるほど。じゃあ」
わたし達を結界で覆って上から濯ぎの水を浴びせればいいのか?
川を流れる雪解けの水。濁っていて冷たいたくさんの水。
「たっぷりくらえ」
雪解け水と同時に川風を巻くように浴びせる。
股引きの羽が煽られてププッピドゥだ。
「テオ。俺らもずぶ濡れで風邪ひきそうなんだが」
それは風邪どころではなく低体温症で命の危機?でも、ロブ達までなんで濡れているんだろう。
慌てて預かっている洗濯済み衣類とタオルを出す。
「せっかく着替えたんだがな」
動かなくなったトカゲにトドメを刺すので返り血を浴びる。とフレッドがボヤく。
倒れた群れの様子をうかがっていたはぐれオスが少し離れたところにいるのが見える。
向かって来ないし、追えば逃げるだろう。
「ロブ。アレはどうするの」
「おい。アル。ちょっといいとこ見てみたい」
「おぅ。いいぞ。見とけ」
そう言って矢をつがえた。
ひょうっという音がして、遠くのトカゲが崩れた。
「仕留めたオスはコレが一頭目だな。さっき射止めたのが二頭いるから一緒に回収しろ。なあ、アレには婚姻色出てるかな」
「このあいだから気にしてるけど、ロブは繁殖期以外のオスの体色知っているの?」
「んぁぁあ!そもそも身体のどこに出るかも知らねぇわ!」
お付き合いありがとうございます
続きは明日の朝6時です
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