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【本編完結】小学生で迷子になっている   作者: へますぽん
地方都市イルワにて 八歳〜

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商隊警護 見習い5

明日到着を予定していた鉱山都市で事故が発生した。

鉱山の落盤事故だ。


緊急の一報が商隊にもたらされた。

直ちに召集がかかる。

商隊を取り仕切るコヨバ商会のグランドさんの下に商隊員も警護もガン首を揃える。



じゃあ、商売にはならないから、ここで終了。帰還ですね。残念。


ってはならないらしい。


医療支援部隊員、薬や消耗品、それに食糧の搬入を求められている。

「危ないですよね?」

「おれらの行く先は鉱山の中じゃないから、足元が崩れ落ちるわけじゃないし、ガスが発生してて倒れるわけでもない。ただ混乱に乗じた火事場泥棒がたくさん湧いてて治安が悪いだけだぞ?」

「テオついでで誘拐されないようにしておけ」

ロブさんはあっさりいうけど、どうやって?



アルさんとわたしはセルリアンブルーの布を頭に巻いた。迷子になった時この布を巻いている者を知りませんか?て言うためにお揃い。

ものすごい原色でたいへん視認性がよい。ちびっこの迷子対策に最適だ。



かき集めた薬や消耗品、医者、看護師、薬屋を馬車に積み、鉱山都市に向かった。



現地は混乱しており、相手に品物を渡して終了にはならなかった。

検品後、それぞれを棚に収めるところまで頼まれた。

届く品物が多くて仕分けが間に合わないのだという。

仕分けと収納を手伝っていると、鉱山からの続報がポツポツと届く。


断片を繋ぐと

坑道に取り残された人がまだいること。

小さな崩落は時折発生していて救助に向かえない。

魔物が出現して暴れた。その際、崩落が起こった。


「フレッドさん。魔物がでたそうですよ?」

「あぁ」

「いや。なぜ張り切っているんです?納品済んだし、引き取りましょう?」

「いやいや。ここは前に出る」

「アルさんのところに行きましょう。きっと話は伝わってますよ」

フレッドさん馬鹿疑惑が再び脳裏をよぎる。

ここは年長さんに止めてもらうべし。と手を引いて同じ青い布の頭を探す。


「お!フレッド。ちょうど呼びに行くところだった。グランドさんからも了承が出たから討伐に参加」

美人のピンチを救わなくても魔物には引っかかるのか。

「坑道は関係者以外入ると危険なんでしょう?しかも落盤してて坑道は埋まってるじゃないですか」


「テオ。ここは鉱山だ。常に掘っている。当然、魔法使いがいるんだ」

なんで当然なんだよ?

いや、しかし、穴掘り専従の魔法使い!しゅごい。

魔法一本で食べてゆける技量のあるプロなんて本当にカッコいい。

「えぇぇ!ホンモノ?会いたい。握手して欲しい」

「よしよし。紹介してやるから、まず支度しろ」



いつものように騙されてる。チョロ過ぎだろ。


毎日更新をして、ついに明日で一ヶ月になります。

お付き合いありがとうございます



続きは明日朝6時と夜8時過ぎです。

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