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【本編完結】小学生で迷子になっている   作者: へますぽん
地方都市イルワにて 八歳〜

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39/230

好き。大好き。

週末は2話更新します。次回は20時頃です。

パーチの半身は魚屋に卸したけれど

中骨も頭も手元にある。

パーチの口はグッと飛び出してガバァ!と開く形状だから、身体は想像ほど大きくない。

でもマグロより大きいから。

そんなのに喰われかけたかと思うと心情的に許し難い。


あの巨体を魚屋に全部売りつけられなかった。

もちろん他に売却先はある。


売らなかっただけだ。

わたしパーチが好き。(生き餌はお断りする)


白身でもしっかりとした旨味があって、くさみも気にならない。

しっとりホクホクとした身の食感も好き。


フリッターにもするし、カマのところはぜったい塩焼きもする。

素揚げに餡かけも良さそう。スモークしてみたい。

インディカ米を買ってきて炊き込みご飯風ピラフもやる。


ロブさん達が帰ってきたらパーチパーティーだ。


やったことがないけれど、鍋にしても美味しいに決まっている。

マリネしてから焼くぶんも必要だ。



それでも食べ切らないだろうけど、今回の魚屋の見立てもあり、保管に自信を持った。

身体を張ったご褒美に、これは自家消費用とする。

存分に食べる。


「はぁ、好き」


「どうした。テオ。恋の季節か?ダレ?どこの子?」

「高原の」

「一夏の恋か!リゾートの御令嬢か!」

「パーチ」

「パーチな!おれも大好き」


ノリノリのボケか。


「好きすぎて困っています。どうしよう。今晩、パーチの中骨のグリルで良いですか?」

「いいね」

「あとで切り分けるの手伝ってください」

デカすぎる。解体時切り分けたものがザブトンより大きいので火にかけられない。

調理できても、皿に乗りきらない。お盆でも乗りきらない。大きな葉っぱに載せて出す。



お付き合いありがとうございます

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