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【本編完結】小学生で迷子になっている   作者: へますぽん
番外編

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手をつないでみたい

誤字報告をありがとうございます。

修正いたしました。

誤字って見苦しいので正していただけてホッとしています。


また評価、ブックマーク、いいねでの応援、ありがとうございます。

うれしいです。

せっかく隣国まで足を伸ばしたのだから。

行商に便乗して『遊学』のぼっちゃま方はこのまましばらく滞在を続け見識を深めるそうだ。

たいへんご立派だ。遊興の限りを尽くしているがまだ財布の底が見えないスゴくご立派な財布だ。


わたしたちのデートした店は就労者向けの飲食店なので

肩肘の張らない定食屋だけれど

そこはリゾート地なので、ちょっとグラスの形が可愛かったり、テーブルに庭から採ってきたような小花がいけてあって、そこそこデートしてる感があって良かった。

出てくるのが大鍋で煮倒したブラウンシチューとふすまのがっつり入ったゴツいパン。えらく無骨な献立でしかも山盛り。

紅白の格子のテーブルクロスとか小花を用意したのが看板娘だろう、厨房のおやじとガツガツやり合っていたので親子でいろいろ頑張バトってるんだろうなあ。と面白かった。

娘は観光客相手のオシャレメニューをやりたいんだろう。おやじは既存客を大事にしたいんだろう。立地とか一見客相手とか存分に条件をすり合わせて戦って欲しい。

わたしはもう来るつもりはないけれど。


もうぼっちゃまがたの迎えには来ない。


だって、おかしい。

道を整備するのも、街道の安全を保つのも、国なり領主なりの管轄だ。

わたし達が維持する話じゃない。


しかも独占しているといって暴利を貪っているわけでもない。


いつまでも関わっているとズブズブの深みに嵌められてしまう。

ロブもそう言っていた。

だから前回が最後だった。


別にわたし達だけがあの途絶えた道を通せる訳ではない。

当たり前だけど、技師を入れても直せるし、もっと腕のいい魔法使いを連れてくればもっと通りやすい。

わたし達が「使えるギリギリの安さ」だったのだ。

次回は使いたくないと思わせる報酬額をふっかければ誰も申し出ない。


ギリギリの値付けは行商人としてやっていくための作戦だったんだけど

道が落ちてしまったせいで

交易する唯一の商隊になってしまい、立場が変わったのだ。

望んだわけじゃない。

もう来ない。


だからノルともこれっきりだ。


避暑地の恋人なんてそんなもんだ。

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