ポンコツで野次馬でろくでなし
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いずれ劣らぬ似合いのポンコツ。
巣穴にメスを招くイトヨの求愛泳ぎの方がよほど気が利いてる。
カラスの贈り物に及ばない品々。
オリバーの求愛に対する評価がボロクソである。
それを真っ赤な顔で受け入れたわたし評が冒頭。
性別カムアウトしても誰も見向きもしなかったので、告白は嬉しかったのに。
彼を好きなんじゃないけど、好きになってくれたのが嬉しかった。
たとえその表現が拙くてネコの貢ぎ物未満だとしても。
ポンコツって言わなくてもいいじゃない。
わたしも年頃女子なのでお付き合いだってしてみたい。
なんといっても、臨時雇いとはいえ、花形使用人やっていたとか聞けば、野次馬したいじゃないか。
年齢差が気になるけど、あわせてみるし。
オリバーの拝むほどじゃない喉仏、それすらわたしにはない。
ふしの目立つ長い指も。
腕まくりして見える前腕の形も。
いつのまにか成長とともに、わたしとは違う形になっている。
男の子のふりはムリだったな。
やっぱり本当の男の子はカッコいいわ。
このようにすごくムリがあると実感しているのに、
何で商隊のオッちゃん達はちょいちょい見間違えるんだよ!
ズボンってだけだろうっ!!
わたしはフレッドやロブよりずっと小さいし、薄っぺらで貧弱じゃないかっ!!
雑すぎる。
そのせいでオリバーが駄菓子を貢いでくるだけでよく見える気がする。
オリバーに意識が向きすぎて苦しい。
カイがわたしを見てニヤニヤする。
「いかにも年頃らしい浮かれっぷり」
「ゴードンのチョイスをまんま受け入れるのも腹立つけどなあ」
「あいつ仲人の趣味あったっけ?」
脳内で大々的に広がったお花畑に埋れるわたしの傍へアルとロブも現れる。
「ハニトラの効きが良すぎるだろう、フレッド?」
「テオはしっかりしていたから。まさかここまで初心だと思わないじゃん」
好き放題に言われて、なにぉぅっ!ってキレそうだけど
気持ちがふわふわで
ま、いっか。うふふ。って流せちゃう。
お花畑ってすげぇわ。咲いてるの罌粟かもしれん。




