No.3 開始の合図
#前回までのあらすじ#
飼育者からメールが来ましたとさ。( '=' )
今の時刻は20時12分。待ち合わせしたコンビニにはもう泉がいた。
飼育者からのメッセージと同じような番号がある人これらが俺の恐怖心を掻き立てる。
泉と目が合った。俺は少し駆け足で泉の元へ向かう。
「泉悪りぃ待ったか?」
俺はそう尋ねると泉は何かをこらえたような笑顔で全然っと言いながら首を横に振った。
「外で話すのもアレだから中行かね?」
そいって俺はコンビニのアイスコーヒーを二つ持ち休憩コーナーに座る泉の元へ向かった。
今更だが泉と学校外で会うのは久しぶりだった。泉のブレザー姿は毎日見るが私服姿を見るの事があまりないので何故だか新鮮だった。夏らしい涼しげな水色のワンピース姿の泉は少しだけ俺の心を狂わせた。
「はいこれアイスコーヒー奢ってやる」
「私ホットが良かった...。」
「まぁ、飲めよ暑いだろ?」
俺は何だこいつと思いながらもコーヒーをあげた。それと同時に心の狂いも戻った。
「なんか二人で学校外で会うの久しぶりじゃね?小6の卒業した時にみんなで行った遊園地以来だよな」
「あの時花人強がってお化け屋敷入って勝手にはぐれて泣いてたところをお化け役の従業員に助けってもらってたよね?」
「その事は早く忘れろ!」
俺らは笑いながらこんなたわいない話を少しした。場が和んで来た時俺は勇気を振り絞りアレについて聞いた。
「あのさ番号の事なんだけど...。」
場の空気が一転した。
「花人は覚えてるの飼育者の事。」
「あぁ、覚えてる。」
「あの!私画面からカードが出て来て!それから...!」
俺は泉の話は聞かなくても分かった。
「泉飼育者からのメール来てんだろ?見してくれ」
そう言ってメールを確認した。そこにはほぼ同じ内容の文が書かれていた。ただ違った点があった。それは蝶さ!と俺には書かれていたところが『ヤドクガエル』に変わっていた点だ。その後俺は宙に浮いた事も全て泉に話現場の整理をした。
「ようするに、俺たちは新人って言う人間の進化体であるってことか。新人しか今日の飼育者のこと覚えてなくて体の番号も見えないし読めないって事か。」
「そうみたいだね。ようするに番号が書かれた人間は新人なんだ。でも最後の文が気になるよ。カードを取られたらどうなるんだろ。何のために集めて100枚集まったらどうなるんだろ。」
今にも壊れそうな震えた声で泉は言った。俺はこれ以上話すのは時間も遅いし何より泉の様子が変なのでやめる事にした。
「泉今はこれ以上分からないよ!今日は時間も遅いし帰ろ!家まで送るよ!」
俺はそう言って泉を家まで送り俺も家まで帰ろうとしたその時だった............。
みなさん今回も読んでいただきありがとうございます。最近コロナも収まりつつあって安心しています。
学生です。みなさんも手洗いうがいを頻繁に行い病気には気お付けましょう。ところで終わり方どうでしたか?少し次回を読みたくなるような形にしてみました。少しでも気になってもらえたら幸いです。