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番外編 ニナ1

すごく短い

 街の東に広がる大森林。そこへニナと、ニナのパートナーの「ソフィナ」が訪れる。

 ニナのレベルで言えば、1層目と2層目は既に敵ではない。くすぐりは固定ダメージなので油断しなければの話ではあるが。

 ならば何故ここに来たのかと言うと、ソフィナのレベル上げの為である。後、ソフィナのくすぐられる姿が見たいという欲望である。

 まずは一層目でソフィナだけで戦わせてみようと手ごろな相手を探す。すると木の陰から、木に無理矢理手足を生やしたような見た目のトレントが現れる。


「よし、ソフィナ、やってみて!」


「うん!」


 ニナの指示に従い、トレントに向かうソフィナ。両手に武器らしい物は存在しない。ソフィナは手から粘液を出して、ハンマーの形にして固まらせ、それを思いっきりトレントに向かって振るう。ドスンという音が響き、トレントが倒れ込み、ソフィナが勝ちを確信してニナの方へ振り返る。その瞬間、トレントが一気に立ち上がりソフィナの両手両足を掴む。


「え?あれ?」


 ソフィナが困惑している間に、トレントの手がソフィナの両脇をドレスの上からくすぐり始める。


「んっ!ふふっ!やっ、私、よわっ……ひあぁっ!」


 次に脇腹を、二つの手が左右から揉むようにくすぐり、もう二つの手が指で突っつき始める。


「くひっ!ひゃっ!はっひひっ!ニナちゃっ!たすっ!っはははは!」


 流石に長く耐えられず、笑い声が段々と大きくなる。ニナは当然助ける気はない。


「やぁっはははは!はひひっ!ひぃっはははははは!ひぁっははははははは!」


 いくらソフィナが暴れようと振り解ける気配は微塵も無い。


「やらぁぁっはははははは!あはっ!ひゃっはははははははは!くすぐったいぃっ!っひひひひひひ!」


 流石にまだレベル1なので、長く耐えられる程HPが高くない。なのでニナは早々に蒼い炎でトレントを焼き払う。


「はぁっ……はぁっ……」


 解放されたソフィナはその場にへたり込み、息を整える。

 ニナがソフィナに近づくと、「ニナちゃん、何ですぐ助けてくれなかったの……?」と頬を膨らませて抗議する。


「可愛かったから!」


 ニナは正直に答える。

 するとソフィナは立ち上がり、粘液を一気に溢れさせ、ニナを取り込む。


「へ?あのー……ソフィナ?これはどういうー……?」


 ソフィナはニナを見下し。


「お仕置きです!」


 満面の笑みで言い放つ。

 その直後、ニナの全身がくすぐったさに支配される。


「ひゃぁっ!?っははははははははは!いきなりっ!はげしぃっひひひひひひひ!」


 脇は何本もの舌に舐められるような感覚に襲われ。


「ひぁっはははははははっははははははは!つよいっ!あぁっははははは!はげしぃっ!っはははははっはははははは!」


 脇腹やお腹は何本もの指が隙間なく這い回るように。


「あひっ!っははははははははははは!むりぃっっひひひひひひひ!」


 足は太ももから指の先まで余すところなく撫で回される。


「たえられにゃっはははははははっははははははははは!あははははははははっははははは!」


 スライムである為、ほんの僅かな隙間からも侵入し、素肌を直接刺激する。


「ごめっ!ごめんなさぁっはははははははははっはははははははは!ひゃっはははははははは!」


 そのままHPがギリギリになるまでくすぐられ続け、頑張った甲斐があったと満足する。

ソフィナちゃんはニナのパートナーになった事で、ニナをちゃん付けで呼び、敬語も使わなくなっています。

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