番外編 ルルナ1
一ヶ月近く掛かった上に短くてすみません・・・
まだ投稿間隔長くなりそうです・・・
「あー……〆切間に合った……」
都内にあるマンションの一室で机に突っ伏す女性。
「しかしギリギリだったからなぁ……次のネタ考えないと……」
現実では漫画家の彼女はゲーム内ではアイリスの幹部の一人、狩人のルルナとして幾度もギルドを勝利へ導いてきた。
(丁度これで今やってるジャングル編が終わったからなぁ、次どうしようかな……)
彼女は元々ネタ探しの為にゲームを始めたが、気付いたらハマっていて最強ギルドの幹部まで上り詰めていた。
「一旦ゲームやろう」
ゲーム機を装着し、ベッドに横たわり、起動させる。
「ゲームスタート」
ギルドハウスの自室に降り立った彼女はそのままギルドハウスを出て街へ。当ても無く店や施設を巡りネタを探す。
(次……次……どうしようかなぁ)
考えを巡らせながら店を見て回る彼女の目に、店の外に売られていた一つの商品が映る。
(瓶に入ったスライム……次の話はスライムにしようかな)
決まれば行動は早い。プレイヤー端末を操作してパートナーを呼び出す。
「は~い、お呼びですか?ますたー」
ルルナのすぐ傍に現れた、金色のロングストレートの髪のエルフの少女『エマ』
彼女は以前、ルルナが偶然見つけた隠しクエストをクリアした時に入手したパートナーで、武器は意外に剣で低い攻撃力を補い、魔力が高いので補助や護衛を任せている。
そして何より、ルルナはエマがくすぐられている姿を見て頭の中で具体的な内容を煮詰めていくのである。
因みにパートナーは安全地帯以外では呼び出せない。
「さて、移動するわよ」
そう言ってルルナ達は北東へ向かう。
東に広がる森の北の方に存在する、大きな泉が目印の洞窟に入る。
洞窟を暫く進むと、そこには巨大な地底湖が広がっていた。ここには多くのスライムの他、最深部にはレイドボスのクイーンスライムが配置されている。
洞窟を探索していると、天井からオレンジ色のスライムが降ってくる。
「ふむ、ルーザスライムか。丁度いいわね」
そう言ってルルナはエマに戦うよう指示を出す。
「分かりました!」
純粋なのかMなのか、エマは言われるがままスライムに向かっていく。
「てやっ!」
エマが手にした剣でスライムを斬る。しかし物理耐性の高いスライムに満足なダメージは与えられない。
「あっ……」
スライムは攻撃後の隙を突き、エマに飛び掛かる。エマは回避する事が出来ず、そのまま拘束される。
「ますたー、助け……」
助けを求めようとルルナの方を見るが、ルルナはメモ帳を取り出し必死に書き込んでおり気付いていない。
そしてスライムがエマの体を服の上からゆっくりと、撫でるようにくすぐり始める。
「ふっ……ふふっ……!ひぁっ……!ふひっ……!」
いくら優しく撫でられているとは言え、その数は何十にもなる為、エマは今にも我慢が限界を迎えようとしている。
「ますっ……!はっ……!もっ……!むひっ……!」
スライムはエマの首から下を包み込んでいるので、エマに脱出の術は無い。
「ひぁっははははははははははは!!はひっ!ふっ……ふふふふっ!」
我慢が限界を超え、笑い声が洞窟内に響く。
「ひははははははははははっ!!はぁっ!はひっ!んふふふふふふふっ!」
体を動かし必死に抵抗するが、粘液の体は非常に動き辛く、手足がゆっくり動くぐらいしか出来なかった。
「良いわねぇ、スライム。謎のエロさがあるわー。しかし、前回くすぐりネタやっちゃったから次は違うの描かなきゃなぁ」
「ふひっ……!ひははははははははははっ!!あははははははははははははっ!!」
全く助ける気の無いルルナ。
「確かルーザは優しく前進を撫で回す感じだったわね」
「ひゃっははははははははははは!!はひっ!やぁっははははははははははは!!」
十分堪能したルルナは弓を構え、矢を放つ。たった数センチしかないスライムのコアを、エマを傷つける事無く撃ち抜き、ルーザスライムを撃破する。
「はぁ……はひ……」
解放されたエマは粘液まみれの体のまま横になって大きく息を整える
「もうちょっとデータが欲しいわね……」
ルルナはそう呟いてエマの回復を待つ。
ピラミッド編終わったら続き書きたい。
書きたいネタはあるのに書く時間が・・・