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番外編 ミコ4

マジデ、ネタガ、ウカバナイ

「なんでこれを私に送ってくるかなぁ、になっちは」


 寮の自室、美琴ミコはパソコンの画面を見て呟く。

 オンラインでゲームを買ったりプレイしたりできるサイトで、美琴は成美ニナからくすぐりがメインのゲームをプレゼントされていた。


「こういうのはゆかちーに・・・、いや、ゆかちーにも贈ってそうだな」


 苦笑いをしつつも、美琴はゲームを起動してみる。


「まぁ、貰っておいて完全スルーはちょっとアレだしね・・・」


 そんな言い訳を、誰もいない部屋で呟きながらゲーム機をセットしてベッドに寝転がる。


「ん・・・、ゲームが始まったね。チュートリアル?は、めんどういからパス」


 ミコは「チュートリアルをしますか?」というウィンドウを消して、ゲーム世界に降り立つ。

 ミコは荒れ果てた廃墟都市の真ん中に立っていた。

 ミコにプレゼントされたゲームは、普通のRPGだが、いつもやっているファンタジーMMORPGと異なり、銃をメインに戦うFPSの面もある個人プレイ専用のゲーム。


「まぁ、いつも特殊銃使っているし、ぴったりと言えばそうなのかな?狙ったところに命中させる練習にもなりそう」


 ミコは足元に落ちていたライフルと弾薬を拾う。


「これって、どこに向かえばいいんだろう?・・・あっちかな、ちょっと明るいし」


 ミコは東の方に見えた、光っている鉄塔の方へ向かうことにした。

 進み始めるとすぐに、ミコの視界に敵が映る。


「いや、いきなりこんな敵出てくるの・・・」


 ミコの前に現れた敵は、ドーム型の形状をして空を飛ぶドローン。真下からはワイヤーのような機械の触手が垂れ下がっており、機械でできたクラゲのような姿をしている。


「ちょっと待って、多くない?」


 ミコがあたりを見渡すと、左右や後ろからも迫ってきており、みたところ10体ほど迫っていた。


「やるしかないか。弾薬をケチってたら負けそう。というか、普通に負けそう」


 ミコは銃を構えて、クラゲドローンに狙いをつけて撃つ。


「当たった!」


 正面の一体に命中し、火花を散らして地面に倒れる。


「さすがに、耐久力は低めみたい」


 次はどれを相手にするか、と思考を巡らせて振り向くと、既にすぐそばまで1体が迫ってきていた。


「ふぅぉぉぉっ!?」


 驚いたミコは反射的に銃で叩くが、少し仰け反っただけで倒しきれない


「ヤバッ、もうこんなに!?」


 そのまま速攻で狙いをつけて撃ち、迫っていた1体を倒す。

 だが、他のドローンもどんどん近づいてくる。


「これ結構ピンチじゃない?序盤からこんな敵が大量に出てくることある?」


 何とか応戦を続けて更に5体ほど倒したが、背後から新たに迫っていた1体の機械触手に捕まってしまう。


「あっ、やばっ、はなしっ、んひゃぃっ!」


 その隙を逃さず、他の2体も集まり、合計3体のドローンから伸びてきた機械触手でくすぐられ始める。


「ひゃぁぁっ!ちょ、ちょっと、やめっ!あっ!あっははははは!だめっ!」


 触手の先端は回転するブラシになっていたり、筆のようになっていたり、ぶるぶると振動してくすぐってくる。


「きゃぁっはっははははははははは!あはっ!あぁっはっはっはっはははは!くすぐったぃっ!やばいっ!やぁっはっはっはははははは!」


 1体は機械触手を絡ませて腕を上に持ち上げ、無防備に晒された腋の下を容赦なくくすぐる。


「ひぃっ!ひゃぁっはっはっははははは!腋っ!やばっ!あぁっはっははははははは!」


 1体は上着の中に体を潜り込ませ、全ての触手を体に這わせて全身をくすぐる。


「あはっ!はぁっ!はぁっ!はぁぁっっはっはっはっははははははは!だめだめっ!だぁぁっはっはっははははははは!」


 残った1体が器用に靴と靴下を脱がすと、足首に触手を絡ませて動けなくさせて、弱い足の裏を残った触手で蹂躙する。


「ひぃっはっはっはははは!足っ!だめっ!腋もだめっ!あぁ~~っはっはっはははははははは!」


 こうなると脱出は不可能で、ミコはされるがままにくすぐられ続ける。


「ひゃぁっはっはははははははは!あはっ!あぁぁっはっはははははは!ズルぃっ!多すぎっ!むりむりぃっひっひっひひひぁっはっははははは!」


 ミコの声には一切の反応を示さず、ただひたすらにくすぐり続ける。


「あぁ~~~っはっはっははははは!だめぇぇっへっへっへへへ!反則っ!はんそくぅっ!っふっふっふっふふふふ!」


 ミコは身を捩って抵抗するが、当然、何の意味も無くくすぐられ続ける。


「ふぁぁぁっはっはっははははははは!もうむりっ!もうむりぃっひっひっひひひひ!」


 体も疲れ果て、殆ど抵抗できなくなっても、ドローンたちはくすぐる触手を緩めない。


「ひゃっ!ひゃぁっはっはっははははははは!もっ!だめっ!あぁぁっはっはっははははははは!」


 15分ほどくすぐられ続けた後、ミコはゲームオーバーの画面に映り、そのままゲームを終えて現実に戻ってくる。


「はひっ・・・、はぁっ・・・、やっば・・・」


 やっぱりチュートリアルやった方がよかったな、と思いつつ、そのまま疲労感に身を委ねて眠りに落ちていく。

気付けば8月が終わってました

今年の8月はコミケに出張に忙しくていつも以上に早く終わった気がします

夏季休暇も無かったしな!!!


転職先間違えた気がする

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― 新着の感想 ―
 はじめまして。初コメント失礼します。  実は隠れファンみたいなもので8話ほどからずっと追ってきていました。  Xにてマンネリとのことで心配になり今回上部コメにてネタが浮かばないとのことで何か助けにな…
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