表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
147/159

119話

なろうのUIとかが大分変っている!

 事前に決めていた時間に待ち合わせ場所で合流するユカ達4人。


「お待たせ~。こっちは一つも手に入らなかったよー・・・」


 最後にミコが来て成果を報告する。


「私が4つ手に入れてきたから問題ないよー」


 ニナが4つの入国許可証を出して3人に渡す。


「あ、私は自分の分手に入っているから大丈夫」


 ユカだけ自分の分を入手していたので必要ないと言う。


「そっか。一枚余っちゃったな・・・」


「売ってお金にしたら?」


「そうねー」


 4人は入国許可証を持ち、港町を後にして王都を目指す。


「王都までのんびり歩いて行ける・・・って訳でもない感じ?」


「騎士達に見つかったらもちろん戦闘になるよ」


「やっぱりか。入国許可証を持ってるのに襲ってくるんだ・・・」


「この国では何か、そういう文化らしいわよ。詳しいことは知らないけど。逆に魔物の類は出現しないね」


「ひと先ずは王都を目指そうか。騎士団長とかはレイド級だから、いきなり挑むのはちょっとアレだし」


 雑談をしながら歩いていると、赤色の服の上から白金色の鎧を着た4人の女性が行く手を阻む。


「服装的に・・・アルティナ騎士団の人かな」


「何それ」


「ここって4つの騎士団が存在して、この人達はその内の1つに所属しているの。服装で判別できるよ。で、アルティナ騎士団は近接特化で勝気な人達だから、接近戦は避けた方がいいよ」


 ユカ達も戦闘態勢になり、戦いが始まる。


【死神技法:擽魔の腕】


 戦いは始まってすぐに終わる。

 始まってすぐ、ニナが広範囲魔法を発動すると、女騎士達の足元に魔法陣が広がり、そこから大量の手が伸びて騎士達を捕まえる。


「まぁ、バリアとか張ってない女の子はこうなるよね」


 騎士達が戸惑っているのも構わず、ニナは手を操り騎士たちのブーツを脱がせる。


「上半身は鎧が邪魔ねぇ。脱がせるのにも時間かかるし。ま、たまには足裏だけっていうのもいいでしょ」


 靴下も脱がせ、露わになった素足を手が容赦なくくすぐり始める。


「いや、なにぃっ!っひひひひひひひはははははは!」

「あぁぁ~~~っはははははははは!や、やめぇっへっへへへへ!」

「うぁぁっははははははは!ひゃっ!やっ!~~~~っ!」

「んっふふふふふ!ーーっ!ふぁっははははははは!」


 がら空きになった足をたくさんの手にくすぐられ、なす術なくくすぐられる騎士たち。


「こうしている間、私たち暇なのよね」


 ユカ以外の女に興味を持たないモモが1人呟く。


「ひぁっはははははははははは!やっ、やぁっ!あっはははははははははは!」

「あぁーーーっはっはっはっははははははは!放してぇっへへへへへ!」

「やぁっ!やぁぁっはははははははははははははは!」

「んぅっふふふふふふ!んぁぁ~~っははははははははははは!」


 体力もそれほど高くない騎士達は、3分ほどくすぐられるとHPを空にしてダウンする。


「接近されて組み伏せられると手ごわい敵なんだけど、遠距離攻撃を持ってないから距離を取って戦えば大した相手じゃないね」


 そのまま一行は王都を目指して進み始める。

 途中に襲ってくる騎士達を蹴散らしつつ進み、半分ほどの距離まで到達すると、10人の騎士達が立ち塞がる。


「数が多いなぁ」


「この服装は、レティシナ騎士団かな。騎士隊長もいるね」


 紺色のローブを身に纏った如何にも魔法使いといった風貌の騎士が9人に、1人だけ服装に金色の装飾が追加された隊長の10人。


「隊長ってつよいの?」


「単体ではそこまでだけど、部隊を指揮したりするから数が多いと厄介って感じかな」


「今回は悠長にくすぐってる暇なさそうだなぁ・・・」


 ニナが少し残念そうに呟く。


「まずは数を減らさないと」


【忍術:火遁・業火】


 戦闘に移ると同時にユカが縮地で接近し、至近距離で忍術を叩き込む。


「あんまり効いてない・・・」


「レティシナ騎士団は魔法使いだらけの騎士団だから、魔法防御がかなり高いのよね」


 隊長が手にした杖を振るうと、他の騎士達がそれに従って動き、隊列を形成する。


「確か隊列でステータスが変動したりするのよね。あれは?」


 縮地でニナの近くまで離脱したユカが聞く。


「どうだったっけなぁ。流石に隊列の効果まで把握してないからねぇ。種類多いし」


 隊長を中心に前に立った2人が魔法で防壁を作り、残りの7人が後方で魔法発動の準備をする。


「厄介そうね・・・」


「あれは厄介だねぇ。ユカちゃんの縮地で後方まで飛べたりしない?」


「障害物を通り抜けることはできないから、多分無理。横から抜けることは可能だろうけど・・・」


「ま、そう簡単に通らせてはくれないだろうね」


【魔術:マジックリング】


 7人の騎士達が術を発動すると、ユカ達を中心に光る輪っかが出現し、収縮して捕らえようとする。


「あっぶない!」


 ユカは咄嗟に人間離れしたジャンプ力で飛んで回避する。


「あべぅっ。避けきれなかったぁ!」


 ニナは反応が遅れ、右足だけ輪っかに捕まる。捕まった右足は宙に固定され、ニナの上半身は地面に激突する。


「う、ごけなぃっ!」


「・・・」


 ミコはこっちに攻撃が飛んでこないだろうと油断していることもあり、あっさり捕まる。

 モモは避けられるほど身体能力が高くない。


【魔術:テレポート】


 騎士達の内6人が術を行使して拘束された3人の近くにワープする。


「これは、どうしましょうか」


 唯一回避できたユカは正面の隊長を含む4人の騎士を前に思考を巡らせる。


「救助に行ったら、絶対妨害してくるよね・・・」


 ユカは倒すまで救助は無理と判断し、騎士達に突撃する。

 一方のニナ


「あー、これはまずいねぇ」


 セリフとは裏腹にどこか期待した顔をしているニナ。

 ニナの近くにワープした2人の内1人は腰に座り、脇に手を伸ばす。もう一人は宙に固定され動かせなくなった右足に手を伸ばし、靴を脱がせる。

 そしてニナの反撃を警戒してか、手を見せつけたりせず一気にくすぐり始める。


「んひぃっ!やっ!はぁっははははははははは!つよぃっひひひひひひ!」


 最初から強くくすぐられ、大きな声で笑うニナ。


「ひゃぁぁっはははははははははははは!あはっ!っ!っ!やぁっははははははは!」


【魔術:堕落の魔手】


 1人が術を発動し、ニナが倒れている地面に魔法陣が広がり、そこから4つの手が現れる。


「やぁぁっはっはっはははははははは!まだっ!?ぁっはははははは!」


 4つの手はニナの脇腹や太ももを追加でくすぐり始める。


「あぁぁ~~~っはははははははは!これぇっ!やばぁっはははははははは!」


 強いくすぐったさに自由な左足と両手を振り回して暴れるが、くすぐりを妨害することはできず、くすぐったさをアピールするだけになる。


 一方のミコ。


「ぎゃんっ!」


 魔法の輪によって両手を体に拘束されたミコは、そのまま軽い足払いで簡単に転び、仰向けに倒れる。

 ミコを囲む2人の騎士は左右に座り、ニヤニヤしながらミコに見せつけるように両手をワキワキ動かして見せる。


「やー、止めて欲しいなぁっ・・・て」


 当然止めてくれる筈もなく、そのまま脇と脇腹を容赦なくくすぐられる。


「やめっ!やっ!やぁぁぁ~~~っはっはっはっはははははははははは!」


 卓越した騎士のくすぐり技術により、服の上からでも強いくすぐったさを感じて大声で笑うミコ。


「あぁぁっははははははははは!やめやめやっ!あぁ~~~っはっはっははははははは!」


 自由な両足をバタバタさせたり、体をひねったりして抵抗を試みるが、当然くすぐったさが弱まることはない。


「あっはははは!あはっ!あっ!はぁぁ~~~っはっはっはっはっはっははは!」


 むしろ騎士達を楽しませてしまい、より強くくすぐられる。


「あぁーーーっはっはっはっははははははは!あはっ!あはっ!はぁっ!はぁっ!はぁぁ~~~っはははは!」


 一方のモモ。

 ミコと同じように転ばされており、静かに自分の左右に座る騎士を睨む。だがそれが、余計に騎士達を楽しませている。

 ニヤついた騎士たちはゆっくりと手を近づけ、他の2人と違い優しくくすぐり始める。


「・・・っ!んっ・・・!くふっ・・・!ふぅっ・・・んっ・・・!」


 他の2人と違い上半身の露出が多いモモは、わずかな刺激でもくすぐったそうに身を捩る。


「んぅ~~~~~っ!っふふふふ!ふぅっ・・・!んっ!ふっふふふ!」


 そんなモモの反応に更に気を良くした騎士たちは段々とくすぐりを強めていく。


「んぅっ!んっ!んふっ!ふぅっ!んぅっんふふふふ!」


 段々と強くなっていくくすぐったさに必死に耐えようとするモモ。その反応が逆効果になっていることも知らず。


「~~~~~っ!ふぅっ!んっ!!ふふふふふ!ふぁぁっははははははは!」


 遂に限界を迎え、笑いだしてしまう。


「はぁっ!んっ!ふっふっふっふふふふぁっ!~~~~~~っ!!はっ!はぁっ!んぁっはっはっはっははははは!」


 一方、ユカ。

 善戦はしたものの、連携の取れている相手に1対4は流石に難しく、何度か拘束から抜けたり回避したりしたものの遂に捕まってしまう。


「何か、私だけガチガチに拘束されたわね・・・」


 拘束から抜けもしたユカを警戒してか、他の3人と違い魔法の輪で四肢と体の5か所を拘束されたユカは、殆ど体を動かすことができない。

 膝立ちの状態で固定されたユカの正面に隊長が立ち、2人が左右に立ち、残った1人が後ろに座る。

 そして後ろに座った1人がユカの靴を脱がし、両手で両足の裏をくすぐり始める。


「んっ!ふっ!はぁ~~~~っ!あはっ!はぁっ!」


 次に左右の2人が手を伸ばし、両手でお腹、脇腹、腰をくすぐる。


「あはっ!やっ!あっ!あぁっははははははは!はっ!ははっ!」


 最後に隊長が、くすぐられて笑顔にされているユカの顔を見つめながら、脇に手を伸ばしてくすぐる。


「あぁぁっはっはっはははははははは!くすぐったぃぃっ!っひひひひひぁぁぁっははははははは!」


 全く体が動かせない状態で4人がかりでくすぐられ、他の3人よりも早いペースでHPを減らしていくユカ。


「はっ!はっ!はぁぁっ!っ!やぁぁ~~~~っ!はっはっはっはっははははははは!」


 騎士たちはくすぐる手を緩めることなく、ユカを追い込んでいく。


「ひっ!ひっ!はぁっ!あっ!はぁっ!あぁーーーーーっはっはっはっはははははははははは!」


 そのままユカ達4人はHPが0になるまでくすぐられ続け、4人とも港町に戻されることになる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ