表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
121/159

96話

みじかいです

 天を貫く巨塔へ挑むユカ達4人。

 4人は20階で待ち構えるボスと対峙する。


「あれは?ぱっと見は普通の女の子に見えるけど」


「スライムガール。まんまな名前だね」


「ニナのソフィナちゃんみたいな敵よ」


「いや、ウチのソフィナちゃんの方が10倍かわいいし」


 そんな会話をしつつも戦闘態勢に入る4人。スライムガールは自身の周囲に宙に浮いた玉のようなスライムを6体召喚する。


「あれは?」


「取り巻きのスラーゾだよ。あの玉の中心に弱点の核があるけど、近づくと大量の触手を出して攻撃してくるよ」


「残り1体になったら再召喚してくるから、注意してね」


 ユカが注意を促す。


「さて、取り巻きは残す?都度殲滅していく?」


「取り巻きのHP次第かな。一撃二撃で倒せるなら殲滅もアリだけど……」


 既に取り巻きは行動を開始しており、密集しないように動いて接近してきている。


「行動が早いなぁ」


「ま、いつも通りいきましょ」


 ユカ達はいつも通りの陣形に展開する。

 

「まずは取り巻きの数を減らしましょうかその後はボス本体へ」


「バリア割ったらお楽しみタイムだ」


 ニナが不純な笑みを浮かべながら鎌を構える。


【忍術:雷遁・稲妻】


【死神技法:贖罪の火】


 ユカとニナが術を放ち、取り巻きを1匹づつ倒していく。


【豊穣:全能の香花】


 ミコが自分の足元に弾丸を撃ち込み、そこから虹色の大きな花が生えて急成長する。そこから虹色の花粉をばら撒き始める。効果は全ての能力値の上昇。全ての能力が上がるが、その分一つ一つの上昇量は低めに抑えられている。


【魔人操作:抑え付け】


 モモが魔人を呼び出して指示をだし、取り巻きの1匹を抑え付けて動けなくする。


「1匹はあのままモモちゃんに抑え付けておいてもらうとして、もう1匹はどうする?」


「私がくすぐられに行こうか?」


「私一人でボスの相手をしろと?」


 そんな会話をしながらも取り巻きを1匹づつ処理していき、残り2体まで減らす。


「後はボス本体だね。取り巻きはどうしようか……」


「じゃあ私が植物で囲おうか」


 ミコがゆっくりとユカ達に向かって行くスラーゾの周囲に弾丸を撃ち込み、植物の壁で四方を囲み閉じ込める。


「……初めから取り巻き全員閉じ込めておけば解決したのでは?」


「いや、この壁そんなに頑丈じゃないし、数も制限があるから、流石に全部は閉じ込められないかなぁ」


【忍術:雷遁・紫電】


【死神技法:ソウルリーパー】


 ユカとニナの一撃が直撃し、スライムガールの バリアが破壊される。


「ハーフレイド級だから、バリアもそんなに硬くないね」


【死神技法:欲望の手】


 ニナはバリアの破壊を確認すると、速攻で術を発動する。術の発動と同時にスライムガールの足元に魔法陣が広がり、それが真っ黒に染まると黒い手が無数に生えて来てスライムガールの手足を掴んで拘束する。


「さーて、お楽しみタイムだぁ」


 ニナはスライムガールに向けて手を翳し、術を操作する。スライムガールの足元の闇から黒い手が更に生えてスライムガールの体をくすぐり始める。


「んやぁっ!んっ!ふひっ……!やっ!なに、これぇっ……!あはっ!」


 スライムガールはスライムだが、固形に近い体をしているため、スライムレディと違ってくすぐることができる。


「やっぱ最初は定番の腋だよねぇ」


 ニナは手を操作してスライムガールの腋を2つの手でくすぐる。


「やっ、だめぇっへへへへへ!はっ!はぁっ!あぁっはははははははは!」


「脇腹とあばらに2本づつ追加ーっと」


 更に4つ追加された手の内、2つがあばらの辺りを10本の指でこちょこちょとくすぐり、2つが脇腹を揉むようにくすぐる。


「あぁ~~っははははははは!やっ!やめっ!やぁっははははははは!はぁっ!はぁっ!はっ!」


「内ももって結構くすぐったいよね」


 2つ追加で生えてきた手がスライムガールの内ももを撫で回すようにくすぐる。


「ふひゃぁっははははははは!あっ!はぁっ!やっ!はぁっ!んっ!ふひひひひひひっ!ひゃぁっはははははは!」


「敵はHP尽きたらそれ以上くすぐれないけど、それまでたっぷりくすぐってあげるねぇ」


 ニナが満面の笑みを浮かべている間に、ユカは残っているスラーゾを始末していく。


「やぁぁっはははははははは!も、やめっ、てぇっへへへへへへ!はっ!はぁっ!はぁっははははははははは!」


 スライムガールはHPが尽きるまで、およそ5分間くすぐられ続け、HPが尽きると同時に気を失う。


「はぁ、楽しかった。くすぐられるのもいいけど、くすぐるのも好きだわ、私」


 ニナは満足気な表情で呟く。

 そして4人は21階の休憩フロアへと到達する。


「これで次からは21からスタートできるね」


「えぇ。今日はこれで終えましょうか。もう夜も遅いし……」


 そう言って解散し、4人はログアウトしていった。

先週モン〇ンをやっていたらスイッチのプロコンが壊れまして、買いに行ったらどこの店にも売っていませんでした。

今ってコントローラーすら品薄なんですね……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ