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78話

気付いたら番外編含め100話超えてました。


2割以上番外編なのか……。

 新たに実装されたソロ専用施設、「絆の屋敷」。

 ニナはパートナーのソフィナと共にイージーをクリアし、そのままの勢いでノーマルに挑戦する。


「中はぱっと見、イージーと大して変わらないのね。とはいえ、敵は多分強くなってるよねぇ」


 警戒しながら先へと進んでいく2人。

 少し進むと廊下に並ぶ扉の一つから、4足歩行するベッドのロボットが現れる。


「ノーマルでもこの程度かぁ。中身は強化されてたりするのかな」


 現れたロボットは『お仕置きベッドちゃん』。適正レベルは20程度である。


「ソフィナ、やっちゃって!」


 ニナの号令と共にソフィナの魔術が炸裂し、ロボットは一撃で倒れる。


「一撃かぁ。強くなってるかは分からないけど、ソフィナの敵じゃないわね」


 それから数十分ほど襲ってくる敵を倒しながら1階の隅々まで探索をしたが2階への階段を見つけられなかった。


「もう1階はあらかた探索したよね。これは、どこかに隠されてるってことかなぁ」


 ニナは2階への階段が隠されていると考え、部屋の中の家具や壁も触って何かないか確かめる。

 そして3つ目の部屋の壁に飾られた絵画の裏に凹みがあり、そこにレバーがある事に気付く。


「みっけ。これね」


 ニナはレバーを下にさげる。すると、天井の一部が音を立ててゆっくりと降りてくる。それと当時に部屋にロボットが1体づつ順番に入ってくる。


「階段降りてくるの、随分とゆっくりね。それまで耐えろってことかな」


【魔術:雷塵波】


 ソフィナは入ってくるロボットを弱点の雷魔法で1体づつ丁寧に倒していく。


「入り口が狭くて纏めて入ってこれないのは楽ねぇ。私は割と暇だけど」


 ソフィナの後ろで暇そうに階段が降りてくるのを待ってるニナの手を、機械の手が掴む。


「へ?」


 予想していなかった出来事にニナは反応が遅れ、もう片方の手も掴まれて持ち上げられる。そしていつの間にかニナの後ろに居たロボットのベッドの上に寝転がされる。


「何処から……上かぁ……」


 半分程まで降りてきた隠し階段の上から、数体のロボットが飛び降りてくる。


「ソフィナー、後ろからも来てるから気を付けてー。あと殲滅したら助けてねー」


 ニナの視界には、見せつけるようにマジックハンドが指を蠢かせているが、いつも通りの調子でソフィナに指示を出す。


「ふひぃっ……!んっ……!くっ……ふふっ!んっ、ふっ……!」


 ロボットのマジックハンドがニナの脇を優しくくすぐり始める。


「んぅ~~っ!ふっふふふ!ふひっ!はっ、はぁっ!あはっ!はっ、ひっひひ!」


 更に2つのマジックハンドがニナの脇腹に伸びて、掴み揉むようにくすぐり始める。


「ふぅ~~っ!ふっ!ふぅ~~っふふふふふ!んふっ!んぅっ!ふっふふ!」


 反射的に体を捩ったり足をバタバタ動かしたりするが、当然その程度で動きは止まらない。


「ふはぁぁっ!あっ!はぁっ!はぁ~~っ!あはっ!やっ!もっと!はひっ!ひっ!はっ!あっはははは!弱いよぉ!」


 手の動きはずっと一定のペースを守っており、一向に激しくしない。それがニナにしてみれば、もどかしさを感じていた。


「はぁっ!はぁっ!はぁぁ~~っははは!んっ!んふっ!ふっ!ふっふふ!」


 そんなニナの要望が通ったのか、ロボットは新たに8本のマジックハンドをニナに見せつけるように蠢かせる。


【魔術:雷砲】


 その瞬間、ソフィナの魔術がロボットを撃ち抜き、倒す。


「えぇ~~~……」


 ロボットが消えて地面に落ちたニナは微妙な表情をする。


「ソフィナ、もうちょっとタイミング……」


「文句が多いです」


 2人はそのまま2階へ上がっていく。

 1階で上への階段は隠されている事が分かった為、部屋の中も注意深く観察し進んで行くことでサクサク進みあっという間に5階まで到達する。


「ここまではイージーと同じなのね。でも、今回はボス戦がありそう」


 5階は一本道の廊下が真っ直ぐ伸びていて、先には広間が見える。

 罠に警戒して廊下を進んでいくが、罠は一つも無く、広間まで辿り着く。


「これは、いきなり難易度上がりすぎじゃない?」


 広間には10人のメイドが2人を待ち構えていた。しかも全員が羽や筆等の道具を手に持っている。


「一番注意するのは拘束具を持ってる子かな。ソフィナ、範囲魔法で様子見て」


「分かった」


【魔術:サンダーストーム】


 ソフィナの術が発動すると雷がメイド達に降り注ぐ。だが、メイド達は何事も無かったかのように佇んでおり、殆どダメージを受けていなかった。


「魔法耐性が高いのか、雷耐性が高いのか……。でも数が多いから接近戦はやりたくないのよね」


 ソフィナは魔法以外の遠距離攻撃を持っていない。そのため、物理攻撃を行うには接近戦しかない。


「確実に効くのはくすぐりよね。……10対2で勝てる気がしないけど」


 このゲームに登場する女の子にくすぐりに強い子は居ない。

 そしてメイド達はいつまでも待ってくれるほど優しくない。10人一斉にニナ達に襲い掛かる。


「やっば。ソフィナ、応戦して!」


 ソフィナはニナの指示に従い、手から溢れた粘液をハンマーの形に固定する。そして思いっ切り振るう。だが、メイドは素早い動きで回避する。


「ハンマーは選択間違えたかな……」


 前方から迫って来る手錠のような拘束具を手にしたメイドに向けてハンマーを振り下ろすが、サイドステップで避けられ、そのまま一気に接近され両手を高速される。両手持ち武器を選択したことにより、両手を一気に拘束させられてしまった。


「まだ振るうことはできりゅぃっ!」


 拘束具を使ったメイドはそのまま背後に回って脇腹に手を伸ばし、掴んで揉むようにくすぐる。


「くっ……!ふひぃっ……!はっ……!やっ、やめっ……!てへっ……!」


 ソフィナはハンマーを握る手に力を込めて体を動かし、振り解いて反撃しようと試みるが、他のメイドも一気に集まって来る。


「やっ、来ない……でぇっへへへ!やめっ!あっははははは!はなれっ!っははははははは!」


 立ったまま5人のメイドに囲まれるソフィナ。ゴスロリドレスのスカートの裾から羽箒を入れられ、内ももを優しくくすぐられ、鷲掴みにされている脇腹からは強い刺激が常に送られる。首筋や左耳に柔らかい筆先が這い回り、くすぐったさと共に力も抜ける。右の脇の下に振動するマッサージ器が押し当てられ、強烈な刺激を与える。


「あぁっははははははは!むりっ!やめっ!やぁっはははははははは!あっ!あっははははははは!」


 遂にハンマーも手放してしまい、その隙を突かれて押し倒される。


「あはっ!はぁっ!はっ!あっ!あぁぁ~~っははははははは!たすっ!ふぇっへへへへへへへ!」


 一方、ニナは残りの5人に追い掛け回されていた。


「アイテムを使う暇も無いし、使ってもすぐ捕まりそうよね。……どうしよ」


 ニナの手にはパートナーの拘束を解除させられる水晶玉、「脱出の光」があるが、メイドから逃げるのに夢中で完全に使い時を逃していた。今から使っても、ソフィナが再び戦闘態勢に入る前に捕まってしまうだろう。


「終わったらソフィナに槍か弓の使い方を教えないとなぁ……。ノーマルでこれなら、ハードだとどうなるんだろう」


 ソフィナは体から溢れた粘液を固まらせて武器にして使うが、技を覚えさせなければ殆ど戦力にならない。今習得しているのはハンマーと剣だけである。


「最近魔物とかばっかだったし、普通の女の子にされるのもアリかな」


 そんな事を呟いて立ち止まるニナ。そしてメイドに捕まり、ソフィナと同じ拘束具を両手に付けられ、後ろに回ったメイドに抱きかかえられながら地面に座り込む。


「ハーレム状態ね。私含め全員女の子だけど」


 様々な道具を手に取り囲む5人のメイド達を見上げながら嬉しそうに呟くニナ。そんなニナのセーラー服の上着をメイドの一人が捲り上げ、露になったお腹に2人のメイドが筆を這わせる。


「んっ……!ふふっ……!ふっ……!あはっ!はっ……!はぁ~~っ、あっははは!」


 メイドの一人がニナの足元まで移動し、右足を掴むともう片方の手でブーツを脱がして足の裏をブラシでくすぐる。


「ふひゃぃっ!あっ!やっ!あっははははははは!くすぐったい……!ひゃっははははははは!」


 最後のメイドがニナの左足を掴み、ブーツと靴下を脱がすと、足の裏に指筆を付けた手を這わせる。


「やぁっ!はっ!あはっ!はぁ~~っ!っははは!はっ!あぁっはははははははは!」


 上半身を優しくくすぐられ、足から送られてくる激しいくすぐったさにニナは笑顔で笑い悶える。

 そしてソフィナも地面に抑えつけられ、身動きが取れない状態でメイド達に全身をくすぐられる。


「んっひゅふふふふふっ!ふやぁっははははははは!はっ!はぁっ!はっ!っははははは!」


「やぁぁっははははははははは!あはっ!はぁっ!はっ!はぁぁ~~~っははははははは!」


 広間に響き渡る2人の少女の笑い声。


「ふひゃぁっははははははは!あはっ!はぁっ!はぁっ!はぁっはははははははは!」


「あぁっはははははははははは!はなしてぇっ!っへへへへへへへ!へぅっ!んっ!んぁっ!あっはははははははは!」


 絆の屋敷はダンジョンではないため、お仕置き部屋は無かったが、HPが無くなるまで存分にくすぐられ続けた。

モブの女の子達も名前とか容姿とか設定付けた方が良いのかな。

でも小説だとごちゃごちゃしてこんがらがりそう。

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