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失恋王子と未恋王女   作者: あん♪
1/1

…運命の誘い…

【この作品は不定期連載作品です。】

〔主な人物〕

神谷未桜(かみや みおう)は中学からのあだ名《未恋王女》性格 温厚 優しい

飯島朔也(いいじま さくや)あだ名《(ある意味)王子》《失恋王子》性格 女好き クール

神谷奈桜(かみや なお)未桜の妹。おしゃれ好き。

高谷(たかや) 朔也の担任。体育教師。


初めての投稿なのでよろしくお願いします。


平成2007年。王子はまた、「失恋した。」

平成2017年。王子は、やっと‥

「失恋しなかった。」

やっといい女性と結ばれた。

平成2007年。王女はまだ、「恋を知らない。」

平成2017年。王女はやっと…

「恋を知った。」

やっといい男性と結ばれた。

…そして2人で愛を誓う。…


ガタガタガタガタッ…

「ゆ..めなのかな?あの人は…」

「お姉ちゃん、起ーーきーーろーーー!!」

「奈桜、朝からうるさい。あんたの声を聞くと頭が痛い。」

いつもそうだ。私の妹、奈桜はいつも声が大きい。朝から奈桜の声を聞くと本当に頭が痛くなる。よく友達の彩香に2日酔いの人と同じことを言っている、と言われた。今日のおまけはいい夢を壊されたことかな?

「未桜、 明日は高校の入学式でしょ。だからちゃんとしなさい。」

「へーい」

母さんはいつもそんなことしか言わない。いい大学出たから、って。世の中東大出ても何もできない奴も居る。裏を返せば大学出なくても国家資格を取る奴も居る。努力をすれば、の話だが。

「ちゃんと返事しないといいイメージがないぞ。」

「…」

「まあ、お父さんたら〜」

何?いちゃいちゃ父さんと…リア充爆発すればいいのに。

「お母さんもね。」

「奈桜、なんか言った?」

「なんでも~」

そんなこと言わなくても分かってる。【分かっているつもり】かもしれない自分をみんなの前で隠す。そんな自分が恥ずかしくてたまらなかった。


キーンコーンーカーンコーンー…

「という訳で明日は高校の入学式だ。少しは話したかもしれないが、仲良くしろよ。そいつらが困ったら、中学からこの学校にいるお前らが助けてやれよ。じゃあ、終わり。」

担任の高谷は体育系で彼のクラスは体育系の部活のメンバーで絞られているいい奴(=いい女)くればいいが、と俺は心の底から思った。

「朔也…?」

今、誰か俺を呼んだか?そう思った時だ。

…ガシャコンッ!

「いってえなぁ!」

「ごめんね。朔也くん?」

隣のクラスの逢沢 さくらだ。この声は。たぶん。

「ちゅっ」

「ほかのひとにはひみつ。ね?」

完璧他の人には見られたという自信がある。もしかしたら…。なんてことを考えながら…

「おお〜い、王子〜手伝ってえ~王女困ってるの〜」

邪魔。何でこんな時に…しかもオカマでぶりっ子している。

「無視しないでよ。王子…王女悲しい…!」

普通、王女は自分のことを王女と言わない。

「馬鹿オカマ。どっか行け。」

「王子…王女、諦めないから〜!」

「良いぞ、良いぞ、王子…じゃなくて王女!!王子を…(暗黙の了解)やっつけろ!」

パチパチ!いいz!いいぞ!、などの声が聞こえる。勝手にしとけ、と思いながら俺はある人の所へ向かった。


《平成2017年。3月3日。ひな祭り。都内ファミレスにて。》

「さくら、お前のおかげで…結構助かった。」

「もお〜、さっちゃんたら〜未桜ちゃんと…明日絶対行く!!カードちょうだーいね〜」

もう上げたと、と言いたいが…

『「ひな祭り限定 春のさくら舞う さくらの桃源郷ケーキ」です。ご注文の品はこれでいかがですか?』

ありがとう、と言いながら

「やるよ。ケーキ。」

店員がいなくなるのを見計らい、

「後、これも…」

ありがっと〜、と言いながらさくらは何か考えている。

こいつにはこんなところがある。だが本当は凄い感謝している。きっと未桜と…出来たのはほぼ此奴のおかげだ。

「にしても良かったわ~未桜ちゃんと…出来て。」

もう~照っれちゃってえ、とさくらが言っているがそんなのは聞いてない。そのな事より明日の事を考えていた。


《平成2007年 4月4日 入学式の朝 都内 未桜自宅にて》

よし、身だしなみok。髪型もok。後はどうかな…

「奈桜、髪型とかどう?」

「うーん?1つ結びより2つの方が良いよ。」

奈桜は私よりおしゃれにずっと詳しい。だから妹ちゃんは可愛いね~、と周りから言われていた。妹ちゃんは、と言っている。だがお姉ちゃんは、とは言っていない。そこが姉としては苦痛。勉強は私の方が出来るが。

「ねえ、母さん、どう?色々含めてね?」

いいと思うわよ、と適当な返事しか返ってこない。もちろん、そちらもおしゃれしているからだ。親なんて入学式だけおしゃれしても意味無いのに。しょうがないから父さんに聞く。

「父さん、どう?」

「流石、我が娘よ!可愛い!写真撮ってやる!」

調子乗っている、しか言えない。やっぱりいい、と断っておく。まぁあちらはショックだったらしい。

「母さん、父さん、もう行ける?」

「もう行けるぞ、車に乗って。母さんも。」

「分かったわ。奈桜、留守番よろしくお願いね。」

「はーい。じゃあ行ってらしゃい。」

「行って来ます。」


さあ、新しい青春の始まりだ。と思っていた。



こんにちは。初めての投稿です。あん♪と申します。この度はこの作品を読んでくれてありがとうございます。この作品の主人公の設定についてお話しさせてもらいます。みおう、さくや、なおはみんな私の知り合いです。みおうは少し読みと漢字を変え、さくやとなおはそのまま引用させていただきました。もちろん本人様の許諾を頂きました。こうした設定にもこだわりを入れさせてもらいました。ちなみに高谷はその場の思いつきです。

こうして投稿出来たのは元から投稿している方、私の友人などの皆さまのおかげです。

最後になりましたが名前の漢字を貸してくれた皆さんありがとうございました。

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