表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

第1話:転生のお決まり

まだ異世界いかない・・・

テンポ悪すぎですいません、次こそ転生しますのでどうかご容赦ください。

「マジで!?生き返れるの?」


喜びの第一声だった、さっきの絶望感なんて嘘だったみたいに心が踊る、実際未練たらたらだったのだからしょうがないネ。


「まぁ、生き返るって言うか、転生だけどね。」

「都合よくは、いかないか・・・。」

「それとね、元の世界でもないよ。」


凍り付いた、石になった、もはや動かないマネキンのようだ、まぁ体、無いんですけどね。


「要は、異世界転生って奴ですか?」

「そそ、察しが良くて楽だわ〜。」

「楽だわ〜、じゃないわ!?。」

「ひぅっ!?」


この神様ビビってるんですが・・・


「で?、具体的な説明をお願いしても?」


神様はふふんっと言ってから得意気にいいます。


「魔物とか妖精とか竜なんかがいる世界だよ、どう?楽しそうでしょ?。」

「いいえ全然・・・。」

「え?・・・。」

「え?」


暫しの間が開く、その間見つめ合う私と神様、明らかに困惑が見える神様に私はこう言い放とう。


「元の世界でもハードモードだったのに、それじゃあベリーハードじゃないか。」

「アアそーいう、ダイジョブダイジョブ、私がある程度優遇するから。」

「ほぉ・・・。」


私は僅かに目を細めた、気になっている、でも優遇って具体的にわからないし、まだ油断する時ではないな。


「説明はよ!」

「変わり身早いね君、まぁ具体的には特殊能力って奴だよ、転生のお決まりだろ?」


予想はしてたけどマジか、だったら前から欲しかった物がある。


「じゃあほら、何でも言ってみ世界を滅ぼすとかじゃない限り優遇したげる。」

「ふむ、では《カリスマ》をくれ。」

「カリスマねぇオッケー、ああ細かい所は決めておくからね。」


そう言って何やら書き書きしている、たぶん転生関係の書類だろう、て言うか神様にもそういうのあるのね。


「次は?まだあるでしょ、そもそも無かったら自分の身を守れないし。」

「ああ、もう満足です。」

「そうだよねまだ足りないよね・・・・・・ハイ?。」

「いや、だから満足でs「いやいや、それはない。」

「これじゃ生き残れないよ!せっかくのボーナスステージなのに、何故カリスマだけ?」


凄い必死だなこの神様、それになんでだと?

そんなの決まってるだろ。


「友達が欲しいからに決まってるだろ!」

「アッハイスンマセンした。」

「それに前線に出なきゃ魔物と戦わないでしょ?」

「それは困る、私がつまんな、じゃなくて転生させるのにこれだと神である私の評判が落ちる。」

「むぅ・・・じゃあ神様が自由にすればいいじゃないか、でも《カリスマ》だけは譲らないよ。」


神様は少し考えた素振りを見せすぐに悪い笑顔になる。


「じゃあうん、あくまでも君の要求には答えるよ、一応聞くけど新しい世界に行く準備はおk?」

「いいよぉ〜、これで私も友達たくさんに・・・」


私は喜びで泣きそうである、アレ?私情緒不安定すぎじゃね?


「じゃあ行ってこーい、最低限度の道具は持たせておくから、安心して行ってこーい。」


そう言う神様の指さす先には白い光の柱がある、いやぁそれっぽいなぁ。


「ほんじゃもう行くわ、私の友達が待ってる、はずだ。」

「うん、じゃあ頑張ってねぇ、あなたに私、いいえ、このアマネリの加護あれ。」


最後の最後に神様らしい所見せたな。

そう言って私の意識は温かい光に包まれて遠のいていく。

これが新たなる人生の始まりだと期待を胸に秘めて。

次こそカオス空間を生み出せる、頑張ろ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ