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最強のヒーロー ~天才が異世界で本気を出す~  作者: 研究者@双黒
第一章 聖なる星の輝き~黄金の道しるべ~
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第二話 ステータス

「此処は……何処なの……?」


まず始めに声を上げたのは、千晴だった。


「その質問には、(わたくし)がお答えいたします。」


そう言って現れたのは、神秘的なワンピースを着た少女だった。


「此処は『ラグナロータ』。皆様のいた世界とは、別の世界です。異世界と呼ばれるものですね。」


少女は微笑を浮かべながら、話し始めた。


「まず、私は《人間国・シャラングリア》の第一王女、セイラ・シャラングリアです。以後、お見知りおきを。『ラグナロータ』には、魔法というものが存在します。皆様にも、今から魔法を与えます。ランダムなので選ぶことは出来ません」


「成る程な。大体理解した。どうせ、魔王を殺せとか言うんだろ?世界の平和を守るために、とか言って」


そう言ったのは颯太だ。


セイラも、その理解力の高さに驚いたのだろう。


「え、そうだけど……何故分かったの?」


と、普通の口調に変わってしまっている。


「大体、俺達みたいな異世界人が呼び出されるのは、そういう理由だろ。それに、もし一般人として呼び出されたのなら、王女の腰がそんなに低いのはおかしいからな」


颯太は、そう言ってセイラを見つめる。


「ええ……。その通りです。お願いします。私達を助けて下さい。」


セイラには、最早颯太しか目に入っていない。


深く頭を下げ、颯太の返事を待っている。


「……別に、助けるのはいい。ただし、条件付きだ。基本的に、俺の意見を尊重しろ」


「はい!ありがとうございます!」


颯太とセイラの交渉がまとまった。


しかし。


「ちょっと待ちなさいよ!二人だけで話を進めてもらっても困るんだけど」


クラスメート達のことを忘れていた。


「ああ、そう言えばお前等もいたんだったな」


颯太は、今思い出したかのようにクラスメート達に向き直った。


「お前等はどうする?」


颯太は言う。


それに答えたのは、仕切りたがりの男子、青山海斗だ。


「何だよ、随分偉そうだな。俺達も助けるに決まってるだろ!」


「そうか。セイラ、続きの説明をしてやってくれ」


「はい、ソウタ様。私達の強さが目に見えるようになっているのが、ステータスというものです。皆さん、心の中で、ステータスと念じてみて下さい」


クドウ ソウタ LV1

HP500/500

MP1000/1000

魔法 無属性 〖操作〗

スキル 強奪 探索 解析 飛行 契約 意思疎通 創造 透過 透視 転移

称号 異世界人 チート 操りし者



サクラバ チハル LV1

HP 350/350

MP 350/350

魔法 赤属性

スキル 加速

称号 異世界人


カイト アオヤマ LV1

HP 350/350

MP 350/350

魔法 赤属性

スキル 豪腕

称号 異世界人



これだけでも分かるだろう。


颯太は、相当なチートだ。


そのステータスを見た者の視線が、颯太に集まる。


「ん?何でこっちを見てるんだ?お前等」


とんでもない鈍感男は、視線の理由も分かっていないのであった。

時間を縫って、急いで書き上げたので、何かあったらレビューか感想にてお願いします。

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