表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

偶然の再会


朝、明子が起きると、誠治は、いなかった。


明子は、着替えてホテルのロビーに行った。


朝食を食べようと食堂に行くと、バイキング形式だった。


明子は、自分の皿に、山盛りに料理をのせた。


(バイキングは、好きなの何でも食べれていいよね)

そう思いながら、席に着こうとすると、見覚えのある後ろ姿があった。


髪の長い、その後ろ姿は、伊東だった。


「昨日は、どうも伊東さん。同じホテルだったんですね」


そう明子が、声をかけて、同じテーブルの席に着いた。


「どうも」


一言、言って伊東は食事を続けた。


沈黙の二人。


明子が、食べながら話しかけた。


「私の主人とは、仲が良かったんですか?」


伊東が答える。


「はい、俺たちのクラスは、みんな仲が良かったです。特に男達は、とても、そうだったんで、いつもツルンでました」


「そうなんですね・・」


明子は、そう、返事をした。


どこか伊東が、寂しそうに見えた。


伊東が唐突に言う。


「同窓会、来ないほうが、よかったかな・・」


「え、どうしてですか?」

明子は、聞き返した。


「何か、あの頃の仲間に会ったら見えてくるものが、あるような気がしたんですよ。でも、俺には何も見えなかった。みんな幸せそうなのは、何よりですけど」


そう言って、伊東は席を立った。


「御主人に、誠治に宜しく伝えてください。縁があれば、また会おうって」


そう言い、伊東は去って行った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ