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もっと、あなたを知れば・・
明子は、その晩、夕食の支度を終えてテレビを見ていた。
旦那の誠治が帰ってきた。
「おかえり!」
そう言って出迎える明子に、誠治は心無し、元気がなく、疲れているように見えた。
誠治は、夕食を食べながら、唐突に話し出した。
「大学の同窓会に、出席しようと思うんだけど、明子も一緒に来るか?」
数日前、誠治の同窓会の案内が来ていたのは、明子は知っていた。
明子は、高卒で誠治と出会って結婚したのは、社会人になってからだった。
誠治は、新潟の大学を卒業して警察官になっていた。
そんな誠治と、明子は合コンで、知り合い、つき合うようになった。
正義感が強くて、真面目な誠治に、明子は、惹かれた。
二年の交際を経て結婚して、結婚して、もう三年だ。
結婚記念日を、しっかりと誠治は、祝ってくれる。
警察官としても、順調にキャリアアップしている誠治。
明子は、そんな誠治の大学の時のことを、知れるのならば、なおのこと、良いかもしれない。
そう思い、誠治の同窓会に同行することにした。




