表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

出会いの夜

俺の名前は橘優人、特別職国家公務員だ。


仕事を終え、コンビニ袋片手に帰宅すると、家の前に見知らぬ女の子が座り込んでいた。

無視して鍵を開け、中に入ろうとすると、ズボンの裾を摘ままれた。


「…助けてください」

綺麗な女だった。俺はその子を家に招き入れた。

「人の家の前で何をしていた?」

とりあえず温めた牛乳を飲ませながら事情を聴いている。見たところ中学生ぐらいだから、恐らく家出だろう。

「家出したんですけど、行くあても無くて…」

ほら、やっぱり。

「あの、暫くここに泊めてもらえま…」

「それを飲んだら家に帰りなさい」

少女の言葉を遮る。綺麗だったし、憐れだったしで家に上げてやりはした。だが、俺はそこまでお人好しじゃないし、そもそも職業柄こんなことがバレたらマズイのだ。

「……橘優人が深夜に女子中学生を自宅に連れ込んでえっちぃ事してたって言いふらしちゃいますよ?」

「とりあえず今夜は泊まっていきなさい」

どうやら少女の方が一枚上手だったらしい。仕方なく泊めることになってしまった…


これが、俺と家出少女めぐみとの出会いだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ