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「サクラ 2018」
「サクラ 2018」
自分がいる。
自分がいる。
片方がAでもうひとりをBとする。
A「まだか、まだかと待っていれば、あっさり咲いて、わーっと一気に咲いて去っていくねぇ。今年も早足で去っていくんだろうね。」
B「平日の昼間のサクラを見ていると、今の自分の前に昔の自分が見える。」
A「夜なら見えないの?」
B「夜は見えない。過去の自分もサクラも。」
ゆっくりと目を閉じる。そんなものは幻だとわかっているけれど。
A「ま、今年も綺麗だという事で。」
B「来年も見れることを期待しましょう。」
花びらが今日も舞っている。




