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「無駄の宝庫」
「無駄の宝庫」
自分がいる。
自分がいる。
片方がAでもうひとりをBとする。
A「技術が身につく職場じゃないって、一か月でやめた彼女のことを未だに思い出すのはなぜだろう。」
B「残った側で何が手に入った?」
A「仕事内容以外だと、銀杏の葉の色の付きかた、落ち葉の掃除方法、桜の色、朝日の時間帯、意外と運動している人達、葉を刈っている人たち、毎日会う犬、コンビニの新作商品、人の畑になる野菜たち、どんぐりについて、かなぁ。」
B「今頃、彼女の手にはどんな技術が身についているんだろうなぁ。」
おそらくどこにでも転がっている話。誰に言うことなく終わる話たち。
A「まぁ、役には立たないよね。まったく。」
B「無駄だよね。」
そんな無駄の宝庫をのぞき込んで、話を打つのだ。




