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急な変化
急な変化
自分がいる。
自分がいる。
片方がAでもうひとりをBとする。
A「あの店が消えた。」
B「あそこになにがあった?」
A「……なんだっけ?」
B「さぁ?そうしてみると、まったく覚えてないなぁ。」
A「世間もパソコンの中も光と同じくらいの速さで、まったく見えないうちに進んでいくねぇ。」
B「ついていけないということは、老いたということかな?」
自分が黙り込んだ。
ため息をついて、空を見つめた。
老いたのか、まわりが早いのか、ついていく必要が無いのか。