46/70
「世のため、人のため」
「世のため、人のため」
自分がいる。
自分がいる。
片方がAでもうひとりをBとする。
A「世の中には、自分がしてもらってうれしかったことを人にもしましょうって行動の文化と。」
B「自分がされて嫌なことは、人にしないって文化がある。私はこっち。」
テレビの中で言葉が流れる。
A「でも、『人の役に立つ人間になる』というのは、どっちの文化にあてはまるんだろう。」
B「悪い人でも、もっと悪い人の役には立つ。人の役に立つ人になるよりも、人に迷惑をかけない、もしくは迷惑をかけられても許せるような人間になる、のほうが良くないだろうか?」
唸ってみる。
A「ま。判断は数年後か、数十年後か。」
B「何もしないっていう選択肢も意外と悪くないのかもしれない。」
まだまだテレビは流れ続けている。




