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一つの恋の方程式  作者: 雨宮 瑞月
ひとつの友情の方程式
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第四話 初めての登校後は…?

 一日授業を受けてみてわかった。この学校自由なところが多い。昼休みはみんなで楽しく学食に、学食は私的には安くてかなりおいしかった。あと食堂のおばちゃんがめっちゃフレンドリーでいい人だった。一日で仲良くなってしまった……これはよかったのか?わからない。

 午後からの授業はそんなに難しくなくて、総合学科という利点を生かした授業もあったり……ちなみに選択授業はまだ決めていない。まだなの?とは言われてしまいそうだけど初日だからね!?普通は全部回ってどこに行きたいか決めるようなものだからね!?

 と、そんなことを考えながら私は購買に向かっていた。頭使ったらお腹すいてしまった……。なんでだろ、そんなに難しい授業はなかったと思うのだけど……。

 購買について一番最初に思ったのは、ここってコンビニ?と思ってしまうほどの品ぞろえ……地方の駅に入ってる小さなコンビニみたいな感じの購買があってちょっとびっくりしてしまった。まあそんなことは置いといて晩御飯も食べないといけないし軽く食べるものを買ってから学校を出た。食べ歩きは高校生の特権です♡


 のんびり食べながら歩いていると、私の目の前にはみたことのない景色が広がっていた。まあ、私方向音痴なので……こんな感じで迷うことはよくあって、今も家の場所がよくわからなくなってる。どこなのここは……。

 色々わからなくなってあたふたしていたら突然後ろから声をかけられた。後ろを振り向いてみるとクラスメイトの男の子がたっていた。私より身長高い……さすが男の子って思ったのは内緒。

「君さ、俺と同じクラスの転校生だよね?どうかした?こんなところであたふたして」

「道に迷ってしまって……いつも隣に誰かいたけど今日は誰も居なくてね……ここがどこかもよくわかってないの……」

「あー……ちなみに家の住所は?」

「東町4丁目ってことだけ覚えてる。ちなみにここは……」

「南町5丁目だよ」

 ほら、完全に迷ってしまってるじゃん……これはどうしようもできないのだけど……というか私今日どうやってきたのかわからないのだけど……。歩いてきたはずだよね……。

「東町4丁目ならここから歩いて30分ぐらいだよ、場所わからないんだよね?」

「わからない……ごめん、案内してほしいの……お礼はするから……」

「んまぁいいけど……今日は予定ないし」

 やった、案内役ゲット!これで少なくとも家には帰れるから……お礼はどうしようかなぁ……晩御飯を作ってあげたほうがいいのかな、往復で一時間ぐらいかかるわけだし……うん、わからない!

 諦めて案内役……柊隼人君は一緒に街中を歩いてくれた。途中スーパーに寄らないと今日の晩御飯を作れないことを思い出してそっちにも案内してもらった。その途中で「お礼に晩御飯作ってあげるけど、どうする?何か食べたいものあるかな?」って聞いてみたけどスーパーにつくまで「どうしようか……それは悩む……」とか言ってた。ほんと面白いなぁ……。

 そんな彼、実は部活に入っていないらしく、私と同じような感じだった。それならたまにこうやって遊んでもいいんじゃないかなって思ってきた。男の子の友達って居なかったからちょっといいかも……?とか思っていた私だけど、なんとまた食材を買うのを忘れていました。調味料の次は食材ですか……そういうことで全力で謝って走ってスーパーに戻って足りないものを買ってから走って戻ってきた。しんどい……。待っててくれたのほんと優しい……。

 まあ、待っててくれたしアイス渡して私もアイス食べながら帰っていた。ちなみに彼のリクエストは『簡単に作れるおいしいもの』だった。簡単に作れるおいしい物って言われて思いついたのは時短レシピしかなかった……。それ以外何があるかなって考えた時に思いつくものもちゃんと時短レシピだった。覚えているものに難しい料理は特になくて、それ以外はレシピをまとめてあるノートにすべて書いてある。

 帰り道は結構楽しかった。私男の子の友達とか本当にいなかったから、いろんな話ができた。普段はなさないこととか、あの学校のこととか、この町の最近の話、そして実は昔家が近所だったことがわかった。そんな偶然あるか……?

「それにしても昔ここに住んでいたとはなぁ、南第3小学校か?校区的に言えば」

「そだね、南第3小学校の元2年4組、一宮結花だよ、聞いたことないかな、私の代、2年4組のとある少女がいじめられていて、転校していったって話」

「……おん?まさかだけど……お前、前の名前は篠原結花じゃないのか?」

「お、覚えてくれている人いたんだ。もう忘れられているんだろうなぁって思っていたけど……ちなみに私の親友もそのことを知らないのだけどなぁ……」

 篠原結花、私の旧名だけど自分のこと隠すために捨てたんだっけ。でも、この人は雰囲気からわかるけど、かなり優しそう……。

 そんなことを思う私、そしてこの後晩御飯に苦戦するのはいうまでもない。

雨宮瑞月です!過去に書いていたものを一気に投稿しちゃっています!

基本かけたら見直しして投稿するという流れを取ろうと思っているのですが、完璧にミスを取り除けるわけではないのでそこは許してください!

誤字やへんな表現があった場合は雨宮のXアカウントDM、もしくは感想ページに記入お願いします!

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