復縁に再会
短歌
心ここ
弾む目線に
頭揺れ
全身で感じ
気持ち湧き出る
私には、家庭はないけど........
貴方には
「さようなら」
それからの、復縁だったポストに投函された
オープンカフェの広告で
そこで偶然出会い
互いに気づき挨拶をした「久しぶり」
「ねぇあれからどうしてた」って
黙ったまま
帰り道、彼が追っかけてきて、「まってっ」
からだった
しばらく歩き黙ったまま太陽は、
西に沈んでいく
雨が降ってきて西射の夕立に身体が染まる
シャッツがまとわりつき、雨を受ける。
雨を避ける物がない
「走ろう」
手を引き取り出した二人
彼の部屋まで来てしまった。
途中「何処まで行くの」
「すぐそこだから」
「奥さんは...]
「いないよ....」って言った彼女もいないと
「妻もいないし、彼女もいない、誰もいない」
「君....」
「...しか..いないんだ」
彼はそう言って身体にへばり尽いたシャッツのまま
私の濡れた服の上から抱き寄せキスをした
少し透けた肌と体のぬくもり、汗と荒い息の中のしゅうふくだった
息をしたいその中で頭がかすむ
荒れる息づかい
目の窪みからの、滴る涙がにじむ
全身が動く
息でしばらく続いた唇の重なりが終わり
力強く私の身体を締め付ける彼
雨は止んでいた部屋に残された。