28本目の剣
「ガクガクブルブル」
騎士は震えていた
「さむいっす~!かき氷でもたべたいきぶんっす!」
騎士に少女は反応する
「・・・氷ならそこら中にある。・・・食べれば?」
少女に反論することなく騎士は立ち止まった
「この木っすよ。」
目の前には大木が。
木の根元の雪に埋もれて剣が一本。
「邪魔なんだよねー。この木の景観を乱すっていうか。」
男が話しかけてきた
「じゃあ抜いちゃったりしてもいいっすか?」
「もちろん!抜けるものなら・・・ね。」
男が二つ返事で抜くことを了承すると騎士は言った
(あちゃー。伝説がまだでしたー!!)
騎士の叫びを知ってか知らずか、男が言った
「今夜泊る所がないなら、家にでもどう?」
下心見え見えの誘いに騎士は乗った
「じゃあ、モドリッドは剣でも磨いていてください。」
いつものように騎士が一階で仕事をしていた
ギシギシ......ギシ......。
?。音が途中で止まった
暖炉の火をそのままにして一階へと行った
『へへっ......今日は上玉だぜ。』
『・・・』
騎士は黙して語らず。
少女は黙って剣に手を掛けた
ドンッ!!
ドアを勢いよく開け放った
蝋燭の火が勢いよく消えた
次の瞬間、男たちは縄で縛られていた
騎士の猿轡をとると女は話し始めた
「いやー。行為の最中に後ろから旦那が斬られて、どうしようもなかったっす。まあ」
騎士が子供を見つめるとこう言った
「まあ、モドリッド卿がいればどうとでもなったんですがねミ☆」
「なんにしても、もうここにはいられない。」
剣を抜くと名をやった
「ロビリー。」
この家のものとともに眠る
そう彫って家を後にした
28本目の剣読了。
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