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人間の国ヴァン4

その後、ご飯を子どもたちにも手伝ってもらい作り、しっかり子ども達に栄養をとってもらう。

「美味しいです!」「美味しぃねぇ」

嬉しそうな子どもたちの顔を見て大人たちの顔が緩む。

「さて、お腹いっぱいになったら授業を受ける子はこっちに集まってね」


そう声をかけて、介護の授業を行う。

8歳から上の子だと6人。

読み書きなどはセン婆がある程度教えてくれて、上の子が下の子に教えるやり方をしていたみたいで、読み書きがある程度出来るようで本当に良かった。


寝たきりの方への対応の仕方、オムツ交換、お風呂の入浴できない人への清拭方法、嚥下状態によるご飯の作り方などを教えていく。

皆真剣に聞いてメモをしてくれる。 


初めてのサービスから慣れるまでは私かアクアかショーンか誰か1人は絶対について行く方が良いだろう。

人に関わる仕事だし、こちらの世界と前世の世界、魔物や魔法の事を考えても同じ病気や同じ老化の仕方では無いだろうし。

人種によっても変わっていくみたいだから。

エルフは、そもそも人間と違い魔力との体への馴染み方、浸透率が全く違う。人間は魔法を行使する際に、

長い呪文を詠唱しないといけない。

でも、エルフは魔力を簡単に操れるから詠唱は無くても別に使えたり…

だからほかの種族からは、魔力に愛された種族と呼ばれる。


また、この世界だと動けなくなったりすると、お金に余裕が余程ない限り生きていけないとの事だった。

無ければ、ただただ死を待つだけ…

保証のない世界だから仕方ない面もあるのかもしれないけど、やっぱり変えていかないとなぁ…。


暗くなる前に授業をひとまず終えそのまま遊んでいた小さい子どもたちも集めて、部屋割りを決め、夜ご飯を食べる。

寝る部屋は女の子達の部屋と男の子達の部屋に分ける


「もう、雨水に濡れずに済むんだね!お兄ちゃん!」

1番小さな3歳の女の子のラトがソイに嬉しそうに話す姿を見てると、こっちまで嬉しくなる。


「あのぅ…ルーズ様」

スーが申し訳なさそうに話しかけてくる

「スー、どうしたの?」

「まだ働き手って募集してますでしょうか?」

人手かぁ…今はもうあと数人は欲しいところではあるかな。


「そうだね、まだあと数人は募集するよ。」

「でっでは、その…是非紹介したい人が居まして私が借りてる部屋のお隣さんでして、元は貴族の屋敷でご子息様達に教師をしていたとっても優しいおばあちゃんなのですが…」



「その人によるけど家のことを、任せるか、また教師として私が介護などの授業できない時に、読み書き以外にも計算を教えて貰えたら助かるし、また明日昼から良ければ連れてきてくれる?」


「はい!分かりました!」

いつ聞こうかずっと考えていたんだろなぁ。

スーは若いけどしっかりしてるし、これからも是非頑張って成長していって欲しいものだ。

「ありがとう。よろしくね。さて、今日1日みんなお疲れ様でした。ゆっくり休んでね。」



スーとヨンを見送り、ランを寝かしつけて子どもたちにおやすみの挨拶をしてから、サン、リーフ、ショーン、アクアで今日の事について話し合う。

「みんな、今日はありがとう。子どもたちはどうだった?」


「みんな元気いっぱいでした〜。リーフ様やサン様も子どもたちに大人気でしたよ〜。」

サンは見た目が猫だし人気なのは分かるけどリーフも人気だったのか。

中身は精霊だけど見た目は子どもだし、仲良く出来たようで良かった。

色々な子と交流する事で刺激になればいいなぁ。


「モフモフの魅力で子どもたちを釘付けにしてやったね!」

サンが自分のお腹の毛をもふもふと弄りながら嬉しそうに話す。

アクアとサンも元気だもんなぁ。

「ショーンはどうだった?」

「そうですね。初日なのでまだなんとも言えませんが子どもはやはり可愛いですね。それと、ルーズ様。私達がエルフだということは子どもたちに話すのでしょうか?」

そのショーンの質問に黙ってみんなが私を見る。


んー。エルフだと隠し通す事は難しいだろう。ただそれで子どもたちが好奇の目で見られたり何か良からぬ輩に目を付けられても困る。

「そうだねぇ。私としては、エルフだとスーとソイの年長組に教えといて良いと思う。ただ小さな子どもたちには教えないでいこうかな…と。みんなはどう思う?」


「そうだねぇ…それで私は良いと思うよ。アクアやショーンも強いけど、色々と不安はあるからね。」


「サン様やルーズ様の言う通りだと思います〜」


ショーンやリーフも問題ないのか頷いてくれる。

「ではそれで。明日私の方から2人を呼んで話すね。さてもうみんな寝て、明日は朝早くから私とショーンとリーフで業者を探しに行くから、その間アクア達はスーやソイと家の事と子どもたちの世話をお願い。」


そう決まったら早く寝て明日もまた、頑張らないと。

人もどんどんこれから増えるだろうし、明日は朝イチから建設業者を探しに行って、孤児院を早く完成させないと。この世界には魔法があるから家の建設も早いんだよなぁ…。

重機要らずな点や、建設スピードは異世界の方が便利だなぁ…。

デザインもある程度は決まっていてシックでオシャレな建物に出来たら良いなぁ。




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