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帰還方法

 とりあえず最低限の生活を維持できそうなので、この世界について考えてみたい。また、持ってきた装備がどのくらいの事ができるか調べていく。

「ナビ、この世界について教えてくれ」

ナビ「漠然とした質問にはお応えできません」

「ナビはここに来たことがあるのか」

ナビ「前任者とともに来たことがあります。前任者はあなたにこの装置を渡した教授です。」

「前任者はどうやって元の世界に戻ったのか」

ナビ「転移に必要なエネルギーを得て戻った」

「そのエネルギーの量はどのくらいで、どうやった得たのか」

ナビ「一旦元の世界と通信をしてから、必要なエネルギーを算定する必要がある。もともと、帰還分のある程度のエネルギーが充填されていた。」

「元の世界との通信するための、エネルギーはどのくらいか」

ナビ「1メガワットほどの予定です。」

「瞬間的なのか持続する必要があるのか」

ナビ「通信時間の分だけ維持し…1秒の通信をするには、100ワットで2時間46分40秒間充電する必要がある。」

「音声ではなく、メールのように短時間で通信すれば、短くできるか」

ナビ「可能であると予測します。」


 「ナビ、持ってきた装備で使えそうものは」

ナビ「漠然とした質問にはお応えできません」

「エネルギーを生み出すのに役立ちそうなものは」

ナビ「漠然とした質問にはお応えできません」

「だめだこれは…」


 この世界の時間はどうなっているのかを考えたが時計と呼べるようなものはなかった。時計と言ってイメージするような針で時間がわかるようなものはなく、鐘で時間を知らせてくれるらしい。まぁ、日時計なんだろうが実際に分針があるわけではないので一日の時間や一月や一年がわかるわけではない。正確に暦を得るには知っている人に聞くしかないのだろう。


「ナビ、この世界の一日は何時間か」

ナビ「この世界は不定時法です、つまり太陽の動きがそのまま時間を表しています。そのために正確な一日の時間を知るには、長く滞在する必要があります。」

「つまり、正確な時間はわかない、また持ってきた時計の時間もずれてしまうか。」

ナビ「この世界と元の世界では時空間が異なり、元の世界では時間が止まっています。なので正確な時間を知る方法はありません。」

「とりあえず、元の世界に戻ってたら浦島太郎になることは避けれそうだ。」


参考

時計の科学 人と時間の5000年の歴史 織田 一朗 (著)



そろそろ畳んでいこうかな。

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