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王国との交渉

 まだ熊が近くにいるかも知れないと思いドローンで熊を捜索することにした。人間が行くのは危ないので機械で探索させた。他の獣への警告も兼ねて大音量を鳴らしながら森の中をドローンがウロウロしている。時々、生き物が飛び出して逃げていくので効果はあるのだろう。


 前からずっと気になっていたことがある。これだけ商品を流通させてきたのに全然この村は発展していないのである。というか、服が高価に売れるならば、もっと服を作る専業の人が出てきてもいいんじゃないか。そう思って調べていくと、村の人間は付きたい職業につく自由がないことがわかった。しかも移動の自由もない、いわゆる村民のほとんどが農奴と言われる階級である。

 つまり、稼ぎが良い職業につくには領主の許可が必要になる。領主は王国に主要産物の農産物である小麦を納税する義務を負っている。そのために領主は農民を勝手に、織物工にする事ができない。しかも農産物の納税は量が決まっているために、量を作ることが優先されていた。

 ここで疑問に思ったことは、服は王都で熱狂的に欲しがっている人が多くいる。こんな状況ならば納税を小麦の代わりに織物で納税するという交渉は可能ではないか。そうすれば農民を織物工にクラスチェンジすることが可能な気がする。農村以外から人員を呼び込めばいい気もするが、以前秘密が漏れた。その対策として農村以外からの人員を極端に抑制している。、


 織物工が必要なことは領主ももちろん考えいていて、国側と納税の内容の変更を申請することになった。ただ、交渉なので相手側の意見が出ることもあり、必ずしもいい結果になるとは限らない。国側は他国を招いての祭典のために、税を増やそうと提案してきた。そうすれば、織物での納税を認めるという話だった。

 当然、以前より条件が悪化するので断るのかもしれない。そこで、領主側とすれば服が王国でかなりの額で買い取られている。服を金に変えて、農産物を購入して納税する方法もあると断った。

 国側の問題は、農産物を作っていた農民が一斉に織物を行うと食料供給の問題が起きると考えていた。そのために、許可制にして、生産量を統制しようとした。


 国側は王女のドレスを作ることと交換に、農産物だけではなく織物で納税することを認めると言ってきた。ただし作られたものが、王女に気に入られればという条件付きで。当然この農村以外にも同じ条件で、ドレスの制作が進められている。そこで王女と同じ体型の人間をよこしてきた。連れられてきた側仕えに採寸をしつつ、ドレスをどうするかだが任されてしまった。なので、採寸をしたものを元の世界にオーダーメイドに出すことにした。Tシャツで反響はあったが、既製品を王女に売り渡すのを気兼ねをした結果そうした。まぁ、映像を見せていたがどレも欲しいという反応しかなかった。既製品のドレスを取り寄せて、着られるかを確かめつつ、オーダーメイド品が届くのを待っていた。


 その前に、この国と日本の服の着方の違いである。下着がゴムがないために、紐で結んでいる。そうするとサイズが同じでも服が切れないかもしれない。なので、下着も合わせて用意することにした。ただ、ブラジャーの着方をレクチャーするために、女性を裸にする必要があるななどと考えていると。

 「男に着せれば問題ない」というツッコミのもと、お流れになった。

 下着の感想は「一人で切れるのと、あまり苦しくないのがいいところだ」と言われた。

 ドレス用の下着だと、側仕えに着させるのが当たり前だったようだ。

そうして完成したドレスを抱えて王女に渡しに行ったようだ。


 そして、王女がドレスを気に入り王国御用達の織物工が誕生したのである。一般人の感覚の私としては、伝統工芸品の織物より機械で量産される衣服のほうが価値が低く感じていたのだが。全く作り方がわからない理由から価値が高く判断されたようである。


 こうして織物工場の工員の数を確保できるようになったが、食糧生産について疑念を抱えていた。耕作、施肥、刈り取りという工程に数多くの労力が費やされていた。製粉の自動化は行ったがそれ以上に気になっていた。施肥は糞によって寄生虫が循環するために、作られたものを食べたくなかった。合成肥料の製作はかなり難しいものからかんたんなものまである。その中でプラズマによる合成方法を選ん試作した。そうして、食料を農村内で持久しつつ新しい産業を根付かせていこうと考える領主であった。

思ったより進まないけど、更新のスパンを短くしたい。

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