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短編(詩)

魔女に墜ちる

作者: 咲元 

 出会いは最悪だった。

 

 曲がり角でぶつかるなんて、ベタな展開。

 

 きみは、誰もが恐れる魔女だった。

 

 でもぼくは怖くなかった。

 

 だって、ぼくより背が小さかったし。




 みんながきみを怖がった。


 きみはいつもひとりで歩いていた。


 その背中はとても小さく見えて。


 魔女だって、ひとりは寂しいはずだと思った。


 だから、ぼくはきみのそばにいることにした。




 きみは魔女と呼ぶにはあまりに不器用で。あぶなっかしくて。


 ほうっておけなくて。




 これがきみの魔法なの?




 きみは、たしかに魔女だった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 敢えて読み手に想像させるところが面白いと思いました。 個人的は恋に落ちたのかな?と思いましたが、 堕ちると言うタイトルからして、あまり、よい意味ではないのかなぁーとか色々と考えちゃいまし…
[一言] 魔女がとても、可愛らしい存在のように、感じとれました。 しかし、その実態はどうなんだろう? 本当に寂しいのかな。 本当の心の内を知りたいな。 そんな思いにさせてくれました。 優しい魔法…
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