第6話冒険者
「すみません、その方々助けてもらえませんでしょうか」
「僕達の荷物が奴らにぃ」
後ろから声をかけられた、二人組のパーティ両方とも女の人だった
「どうなされたんですか」
「私達もゴブリン討伐してなのですが集団のオーク達が現れて私達の実力では叶わないと逃げたところ大事な荷物落とし取られてしまったのです」
「僕の大事なものが入ってるんだよぉ、お願い一緒に奪還するの手伝ってくれないかな」
「五人パーティなら可能性があります、お願いします」
ふっ・・・このあと俺には昼寝という大事な役目があるなんとか荷物の事を諦めるように説得するか
「なんと、大事な荷物が盗まれたでござるか、これは一大事でござる師匠殿が荷物取り戻そうでござる」
「ええ、そうね助け合いが必要よね」
「・・・えっ」
「このあと俺には大事な昼寝が」
ギロリとリーシャの目が恐ろしくこちらを睨みつけ、女性が出すオーラではないものを放ち始めた、隣のテトラが涙目で物凄く震えてるのは気のせいであろうか
「ひぃぃぃい、師匠殿ぉおお」
「ルーク君、今なんて言ったのかなねぇ、昼・・・なんて言ったのかな」
「お嬢さん方一緒に荷物の奪還をしましょう」
「ありがとうございます」
「本当に恩にきるよ、奴らはもう少し向こうのところに巣を作ってるよ」
「私達が確認した数だと10匹以上居ました」
オーラって確かそんなに群れを作らないはず、作ったとしても5匹程度こりゃ、二人だけで相手するのわ少し厳しいかもしれないな
「じゃあ荷物がぐちゃぐちゃにされないようにささっと奪還しますかね」
「本当にありがとう、こっちの道だよ」
ーーーーーオークの巣付近ーーーーー
「洞窟に巣を作ったんだな、入り口付近に3匹か」
「門番みたいでござるな」
「ええ、なんか見張りみたいわね」
「僕達初めてオーク達と闘う事になるんだけどオーク達ってあんな感じになの」
「いや、そんな事ないわ、巣を作ったとしてもあんな感じにずっと見張りみたいな行為しないわ」
「少し厄介かもしれないな、よしこれだ」
「おお、師匠殿それは爆発弾でござるな」
「これでぽいっと」
「ちょっとまさかまた、皆んな伏せて」
大きな衝撃音共にオーク達は木っ端微塵に吹き飛んでいった
「凄いね、男の人はやる事が大きい」
「けっけど、見張りは居なくなったね、物凄い音がしたから多分オーク達にバレたと思いますけど」
「これは、強行突破でござるな」
「ふっ流石我が愛弟子よ、わかってるじゃないか行くぞ」
「おーでござるよ」