第15話異変
ーーーーーはじまりの森中層ーーーーー
「さーて暴れちゃうよ、エリーカ行くよ」
「ええ、援護射撃は任せて」
そう言ってルカは剣と盾を構えゴブリン達のところに物凄い速さで突っ込んで行き
「はぁぁあ」
ルカは掛け声と共に勢いよく跳躍し、ゴブリンに斬りかかっていった
「グギャアぁあ」
ゴブリンは断末魔と共に絶命した、その声を聞きつけルカの元にゴブリン達が向かっていってるところをエリーカが後ろから魔法攻撃を放った
「私も居るのよ、フレイムカーテン」
エリーカは杖先から炎を出し、ゴブリン達を炎で巻き飲んでいった
「鮮やかなチームプレイね、けどゴブリン相手だからまだ実力がわからないわね」
「ははは、そうなんだよねゴブリン相手だと僕達のチーム連携技が見せられないね」
ルカは苦笑いしながら、エリーカ共にこちらに帰ってきた
「まぁ、ここは初心の場所だからな敵さんもそんなに強くないからなまぁ二人のおかげで楽々に進むことができるよ」
「まぁ師匠殿は二人が頑張ってくれれば俺は闘わずに楽して行けるからやったーと思ってるでござる」
流石我が愛弟子、俺の思ってる事が全て当てはまるぜ
「このペースで保ちながらこのはじまりの森を出ましょう、そして風の洞窟へ行きましょう」
風の洞窟、洞窟の中なのに風が行き渡って進むのが少し困難な洞窟で、何故風が吹くかというと風のクリスタルが洞窟内に大量にある一つのクリスタルは大して風が無いが大量に密着とかすると突風並みの風を起こすので、洞窟の中なのに風が入り口から出口まで吹き荒れてるわけだ
「風の洞窟か〜あそこ進むのがほんと大変だから嫌いなんだよね」
ルカは嫌な顔しながら話しかけてきた、まぁ女の人にとってはあそこ通りのはあまり気がすすまないようである
「仕方ないでござるよ、あそこが近い道でござるからな」
テトラが苦笑いしながら、ガックリしてるルカの肩に手を乗せた
「そろそろ、出口よ森を出てしばらく道なりに進めば洞窟に入るから入り口辺りで休憩しましょう」
もう出口か?やけに魔物達が少ないぞ、オークキングといい、この魔物の少なさ・・・考えても分かんないから考えるのやめよう、うん
「師匠殿何か様子がおかしく無いでござるか?こんなに魔物が少ないのはなんか不気味でござる」
テトラもこの現象に気づいたようだ、テトラの言う通り流石に不気味な感じはする
「待って魔物の気配が近づいてるわ」
「こっこの気配はやばいでござるよ、なんでこんな場所にこの魔物がいるでござる」
エリーカとテトラが焦りながら戦闘体制に入ってる、ゴブリンの親玉か何かかそれにしても二人の慌てよう、そして俺たちの前に現れた魔物は
「あの魔物はシルバーファングじゃない何でこんな場所にしかも3体なんて」
「シルバーファング・・・Bクラスの魔物だどうりでゴブリン達が少ないのはこいつらが原因か」
シルバーファングBクラスの魔物、狼のような身体をしており皮膚がとても硬く、剣で斬っても跳ね返ってしまうほどの硬さしかし魔法などの攻撃には弱い、また衝撃などの攻撃も有効なダメージを与えるのことは出来る
「多分僕の剣じゃあいつらにダメージを与えることは出来ないけど、この盾なら奴らの攻撃ぐらいは防げるから、僕が盾役で囮になろう」
「大丈夫だ、俺達は5人いる、お互いカバーしながら闘えば勝機はある、皆んな戦闘体制に」
「逃げるって選択肢が無いわよ」
確かにこの場は退却するのが良いかもしれないが、何より奴らの足の俊敏さでは回り込まれて逆にこちらが全滅する可能性がある、ならこちらから向かえば勝てる可能性もある
「逃げるって選択肢の方がいいかもしれないね、けど全員が無事に逃げ切れるって言われたら無理だ、なら立ち向かって倒す方法を考えた方が良いと思ってね」
「貴方は普段適当なのにこういう危機になったら頼りになるわ、それを普段の生活に使ってほしいわ」
それは無理だ、俺はダラダラと過ごすのが俺の夢なんだ、寝て食べて過ごすなんとも幸せなひと時ってこんなこと考えてる場合じゃない
「くっ来るでござるよ」
サブタイトルを少し変えました