第11話肉うまし屋その2
ーーーーー肉うまし屋ーーーーー
「ところで君達に、聞きたいことがあるんだけど忘却の遺跡って知ってるかい」
「聞いたことがあるわ、何でも遺跡の奥にはお宝が眠ってるという噂を何度か耳にするわ」
「はい、私達はその遺跡に行く予定なんですが出来ればご一緒にいかがですか?」
「おお、遺跡といればお宝ではござらんか、これのお誘い乗りしかないでござるねぇ師匠殿」
忘却の遺跡といえば入り口が常に変化して、一度その道を使って入ったとしても次にその道で行ったとしてもただの壁であったり、行き止まりだったり、その行き方を忘れてしまうことがあるので忘却の遺跡と言われる
「えっ俺も行くの?嫌だよだって遠いし、めんどくさいし」
「何言ってるでござるか、遺跡でござるよ、冒険者が憧れの宝でござるよ」
我が愛弟子テトラ椅子に乗り上げは興奮しながら俺に話しかけてくるがなりより顔が近すぎる、少し首を動かせばキスができるぐらいの距離感である
「わっ分かったか近いから、近いから少し離れようね」
「⁉︎つい、興奮したでござる師匠殿ごめんなさいでござる」
テトラは真っ赤な顔をして顔を伏せながら席に戻って行った、そのままキスをすれば良かったかもしれないと少し後悔
「けど、テトラよ俺は思うんだ、ふかふかのベッドで1日過ごすのも悪くないだから俺は行かないということで」
「師匠殿〜行くったら行くのでござる、行くでござるよー」
我が愛弟子テトラは俺の肩を物凄い速さでガクガクとさせてくる、首が折れそう
「うええええ、ギブギブ首が死ぬ、首が首が」
「テトラ、そろそろ彼の首が飛んでいきそうだからその辺にしときなさいお店で殺しちゃうのはまずいわ」
「あっごめんでござる師匠殿」
「おえええ、きもぢるい・・・ところでリーシャよお店の外だったら俺を殺してもいい発言が聞こえたんだが気のせいだよな」
リーシャは物凄い可愛い笑顔を浮かべてるんだが俺にとって嬉しさを感じないは何故であろうか
「はい、お待たせしました〜」
声とともに小さい女がお肉を運んできてくれた、うん、この子も天使並の可愛さだこの肉うまし屋の天使だよ
「待ってました〜やっとお肉タイムにありつける」
「みんなお腹いっぱい食べてね」
「ありがとうでござるこんなにたくさんお肉食べれる機会中々ないでござる」
「ほんとね、だれかさんが簡単な依頼しか受注しないからね」
美味い、この食べた瞬間の肉汁の溢れ具合そして何度か噛むと全体にとろける・・・まさにこれは高級のステーキ屋の味だ・・・リーシャがジト目でこっちを見てきてるが俺は気にしない、何も見てない
「美味いでござるな、このステーキ拙者こんなに美味しいステーキ食べたことないでござる」
「ええ、ほんとねこんなに美味いステーキ屋が近くにあるなんて知らなかったわ・・・」
リーシャ、テトラはステーキのうまさで表情がうっとりしている、俺も美味しさで昇天しそうだけど
「ふふ、皆さんたくさん味わって食ってくださいね」
「そうそうまだ沢山やってくるんだからね」
どっちかというと会話回なのでタイトルとはあんまり関係性がないですけどそこはあんまり気にしないでください、もう少し会話回が続きます