第10話ステーキ屋肉うまし屋その1
ーーーーーステーキ屋前ーーーーー
「ここ、僕がいつもここでお世話になってるお店だよ」
ここがステーキ屋か・・・肉うまし屋って書いてあるんだがここの店長相当の腕の持ち主かもしれないネーミングの腕だがな
「あら、貴方と同じでいいネーミングセンス持ってるわねこの店」
「おいこら、それは俺に喧嘩売っちゃてるのかな?」
「まぁまぁ師匠殿ここで言い争ってても仕方ないでござるよ、早く中に入ろうでござる」
「ええ、そうね早く中でお腹を膨らませましょう」
扉を開けるとともにカランコロン鐘の音のような音色が聞こえ、美味しそうな匂いが漂ってくる
「あら〜んいらっしゃい、エリーカちゃん、ルカちゃんとそのお友達かな」
上半身裸の筋肉ゴリラがカウンター奥からやってきた、その風格と口調が物凄いあってないのは気のせいだろうか
「うふん、あらちょうど5名様だとあのチケットを使うのかしら?」
「そうだよ〜お礼としてこのチケットでたくさんステーキを食べさせそうかなと思ってね」
「うふふ、なるほどね良いじゃない私のこの店の味を知ってもらえるお互いに嬉しいことじゃない」
「はい、この店の味はとても美味いですから」
「あら〜ありがとうエリーカちゃんでも褒めてもなにも出ないわよ〜あら、私としたことがお客様をずっと立たせてなわね席を案内するわこちらよ」
「おい、ルカなんだあの人、めっちゃ強そうだけどめっちゃ気持ち悪いぞ」
「ダメだよキモいとか言っちゃ慣れてしまえば何もないよ、あとこの店他のお肉屋より本当に美味いから、他の店が比べ物にならないくらいにね、あとあの人一応店長だよ」
「んふふ、聞こえてるわよルカちゃんとそこの坊や一応じゃなくて本当の店長よ」
「「ギクッ」」
「師匠殿あの店長すごく強そうでござるよ」
「あれで殴られたら一週間意識取り戻せ無さそうだな」
「何ですって実践してみるかしら」
「ってうちの愛弟子が言ってたんであっ僕関係ないですはい」
「師匠殿何てこと言うんでござる、師弟は一心同体でござる、一緒に逝くでござる」
「馬鹿野郎死ぬときはテトラ、貴様一人で死んでくれ」
「んふふ冗談よはい、こちらの席よメニューはあそこの紙に書いてあるわそれじゃごゆっくりとどうぞ」
「あっ店長さん、いつもの一時間コースで次々と焼いてくれるコースってこのチケット適用されるの?」
「大丈夫よ、ならメニューは次々と焼いて行くから聞きに来ないけど、何かあったら呼んでちょうだい」
「わかりました、それではお願いします」
「はい、かしこまりましたではごゆっくりとどうぞ」