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四十五話

ヘレナSIDE


初日ロシュクさんに出会った以来でも、レンファは続いて江東の偉い人たちに会うために各地を回りました。ロシュクさんとの初めての会話で大分ショックを受けたようだったレンファでしたが、その後は特に相手の前で取り乱すことなく相談を続けてきました。


建業に居る大体の豪族たちはレンファを歓迎しました。一部は会ってもくれない方も居ましたが、ほとんどの場合わたし達を丁重にお迎えしてくれました。レンファは彼らに反董卓連合軍にて得た戦果でハクフさんが正式に揚州牧として任命され、間もなくして江東に戻って来ることを告げました。レンファは豪族たちがこの話を歓迎してハクフさんを支えてくれることを望んだでしょう。


でもそんなレンファの望みとは裏腹に豪族たちの反応は消極的でした。戦果自体はめでたいことを祝ってくれましたが、積極的に以後の孫家を支援すると言う人たちは少なかったのです。ロシュクさんみたいに目に向かってハクフさんや孫家が嫌いと言う人は居なかったものの、特に孫家の帰還を歓迎する雰囲気でもなかったのです。


そんな反応が続き、レンファはとても失望した様子でした。袁術なんかに圧政されてるよりハクフさんが治める方がずっと良いに決まっているのに、どうして皆傍観しようとばかりするのか。


「こんなの絶対おかしいわ」

「よおしよおし」


そんなレンファに対して私はどうするかと言うと、とりあえず拗ねた孤児院の子供たちにするみたいにベッドに座ったまま、膝にレンファの頭を乗せてあげてゆっくり撫でてあげていました。こういう時はだいたい愚痴ってる時は話を聞いてあげてー言ってる時は黙って聞いていながら相手が言ったことを繰り返して言いながら返事をしてあげると傾聴されてる気がして機嫌が良くなりますー愚痴り疲れたら相手の呼吸が聞こえるぐらい近い距離で頭を撫でたり耳かきをしてあげたりすると直ぐに安静します。初めてこうしてあげた以来、ほぼ毎日のように朝と晩二回はこんなことをしています。これはわたしが面倒を見た子たちの中でもトップクラスの甘えん坊さんです。


大人として何かためになる事を言ってあげたいとも思いましたけど、残念ながらこういう政治的な問題には経験が無く、建設的な意見をしてあげることは出来ませんでした。出来ることはせいぜい初日のようにレンファに大人としての基本的な道徳を持つように叱るぐらいでした。


江東の方々にも、何かハクフさんが帰ってくるのが嬉しくない理由があるでしょう。詳しい政治関係なんて良く判らないわたしにとって一番大きな理由として浮かび上がるのはやはり初日ロシュクさんが言った話でした。要はハクフさんだって江東を大事にするつもりはないだろうし、その点では袁術とそう変わらないということでした。もちろんレンファはそれを全否定して、他の豪族の皆さんにもハクフさんが居る方が皆さんに良いと積極的に説破しましたが、効果は著しくありません。


「私が何か間違えたのかしら」

「どうでしょうか…少なくともレンファを嫌っている様子ではありませんでしたよ?」

「…そこも気になる所なのよね」

「どうしてですかあ」

「不味いのよ。豪族たちが姉様に対しては好意的ではないのに、私に対しては歓迎するみたいにしているということが」


ロシュクさんの時にもそうでしたが、レンファは自分がハクフさんより評価されていることを恐れていました。下手をすればハクフさんと権力争いになりかねないという点もありましたけどそれだけでなく、レンファは純粋に自分がハクフさんみたいにすごくはなれないと思い込んでいました。寧ろハクフさんはレンファにとってロールモデルみたいな存在。そんな姉の評価が自分よりも低いということを嫌とするのも当然でした。


「ここの皆さんがそんなにレンファのことを買っているのなら、逆にハクフさんのことを売りにするのではなく、レンファ自身がこれから江東のために何をしてあげられるかを売りにすれば、豪族さんたちももっとレンファの話を耳を傾けてくれないでしょうか」

「それはいい考えだけど…私に約束できることは何もないわ。孫呉の王になるのは姉様であって、私は何も出来ないわ」

「例えそうだとしても、誰も協力してくれない現状よりはマシかもしれません。レンファが江東のためにこんなことをしようとハクフさんに説得するから皆さんにも協力して欲しいと言えば、皆さんも態度が変わるかもしれません」


レンファが少し考えるように黙り込んだ後、私の膝から頭を上げました。


「ありがとう、へれな。あなたの言うとおりにやってみる」

「私の言うとおりと言っても、どんなことを約束するのかは私には思いつきません」

「うん、それは私自身が考えないとね。そういう意見をくれるだけでもとても助かるわ」


そう話してるうちに、コウハさんが部屋に入ってきました。


「蓮華さま、そろそろ時間です」

「やだ、もうそんな時間なの?ごめんなさい。直ぐに準備するから。ほら、へれなも」

「それと彼女の件ですが…今日はここに残っていてもらった方がよろしいかと」


私の車椅子を用意してくれようとするレンファを見てコウハさんは言いました。


「え、どうして?」

「先日蓮華さまがへれなのためにもう一人護衛が欲しいと仰っていたので、本隊に要請した所、明命がこちらに加わることになりました。本日中にはこの宿に着くそうです。彼女には今日は休みながら明命を迎える役割を任せた方が良いでしょう」

「そういうことなら…そうね。へれなもここ数日ずっといろんな所を回ってて疲れているでしょうし」


それはレンファやコウハさんも一緒なわけですけど、こういう時は私の事を過保護しようとするのがレンファの癖でした。この辺も何気に孤児院の子供たちの態度と似ていました。でも、正直に言ってちょっと疲れてきていたのも事実ですからね。何も判らない所で、知らない人たちと会う毎日。レンファが居てくれなかったらとっくにへばっていたかもしれません。


「それじゃあ、へれなは今日からは休んでもらおうかしら。へれな、明命…幼平という娘が今日からあなたのための護衛としてここに来ることになったわ」

「わたしの護衛ですか」

「ええ、最初の時私が守るって大口叩いたけど正直に何かあったら思春が私たち二人を守ることになるからね。それにあなたも連日動き回ってると疲れるでしょうから、別行動できるように他の護衛を頼んだのよ。彼女が来たら彼女と一緒に行動すると良いわ。どこかに出かけてもいいし、ただ彼女がダメという所には行かないようにして。もしものことがあるかもしれないからね」

「はあい」

「それと、幼平が来るまでは一人で出ていっちゃダメだからね。絶対よ」

「はあい、わかりましたあ」

「…行きましょう、思春」


再三わたしに注意させたレンファはベッドから立って部屋の門を出ました。


「…へれな」


レンファが部屋を出て後をついて行くだろうと思ったコウハさんはふと私を呼びました。コウハさんから話をかけてもらうことは初めてでした。


「はいい?」

「蓮華さまと仲良くなることを咎めるつもりはない。だが、以後周りに見る目が増えてくると君を宜しく思わない輩も出てくることだろう。気をつけることだ」

「……?」


私はコウハさんの言う言葉の意味が判りませんでしたが、問い返そうと思った時はコウハさんは既に門を閉めた後でした。


「嫌われてるのかな」


コウハさんは護衛さんですし、いつもレンファのことを心配していることは判りますけど今のはわたしのことを警戒しているのでしょうか。コウハさんからしたら会って間もない良く判らない相手に懐いてるものですからね。正直、私でも孤児院の子供たちが私やチョイさん以外の大人にいきなり仲良くしてると気をつけるよう注意させると思います。


他の人に指摘されてみると、やっぱり最近あまり甘やかしすぎてる気がしますね。甘やかすのが大人数から一人に集中したせいでしょうか。もうちょっと鞭も入れる必要があるかもしれません。


さて、せっかくもらった休みですけど、例の護衛の方が来るまでは宿屋を出てはいけないと厳しく言われていました。無闇に出ていくことは出来ません。と言ってもこの何も部屋の中。することなんて何もありません。本業院長先生なのでとても忙しい毎日を過ごしていたので暇な時どうすれば良いのか判りません。この前馬車で移動中の時は緊張しきった状態だったのでなんとかなりましたが、今回はどうしましょう。


「……二度寝、しましょうか」


二度寝。それは私が院長先生を努めながら毎朝子供たちに辞めさせていた邪悪な行為。いくらすることがないとは言え、そんなことをしていまうなんて…。


いえ、いけません。今は役から離れているとは言え、先生はいついかなる時でも子供たちの見本でなければいけないのですから。


そう!先生なら常に子供の見本に……!


・・・


・・



<pf>


寝てしまいました…!


何もすることがないと判った途端、眠気が身に染みて、それに丁度ベッドに座ってしまっていたので…気がついた時は既に体は横になっていて日もなんかいまさっきまでより少し昇ってる気がします。


こんな…やることが無くてテレビを付けて昼寝する主婦みたいな真似を…!


「皆さん、こんな私を叱ってください」


と一人で呟いた所で、戒めの言葉も、慰めのナデナデも返って来ません……。


一人って寂しいです。


「なー」

「ん?」


暇そうにしていたそんな時でした。宿にある窓から聞こえてきた音にわたしは反射的にベッドを辿って窓際に向かいました。窓から頭を出して下を見回すと、わたしの予想どおりでした。


「猫」


それも一匹だけではありませんでした。最初に聞いた猫の鳴き声から順に鳴きながら集まってくる猫たち。ざっと見て二桁に届いていました。


孤児院では動物は飼っていませんでした。いろんな子供たちがいるわけでして、皆が皆してペットが大丈夫なわけではなかったのです。ですが孤児院の外に住んでいる猫たちが、たまに猫が好きな子供たちがお菓子をあげ始めると、定期的に孤児院に訪れるようになっていました。何も孤児院に住み着いて飼おうってことになっているわけではなかったので餌をくれる子供たちを叱ることもできず、何時の間にかわたしまで猫好きになっていました。


それにしても凄い数でした。宿で飼っているとしたら主は筋金入りの猫好きです。でもこの宿に居て今まで猫を見たことなんてありませんでした。


そんな時、宿屋の裏口から宿の主さんが現れました。宿主さんの手には籠が持たれていて、中に入っているのは野菜や果物を手入れした後残った残りカスや魚の骨みたいな生ごみでした。宿主さんはそれを何の躊躇もなく集まった猫たちの前に置いて中へ戻りました。門が閉じる音がすると同時に猫たちは我も我もと籠に集まりました。


「野良猫の群れだったのですね」


おそらく毎日宿主さんがこの日に生ごみを捨てるのが分かっていて集まった群れなのでしょう。人の食べた後の残りカスで争っている猫たちを見て少し可哀そうと思いましたが、猫たちが持って帰る戦利品を見てみると、結構中身が残っている焼き魚だったり、手入れする途中で中身が変色したことが分かってほぼ丸い状態で捨てられた柿など、野良生活としてはかなり豪華な食べ物を持って帰る様子を見てほっとしました。


「今にも行って撫でてあげたいです…」


しかし宿屋は二階建てで、一階は全部宿屋の主さんの住居や厨房などで部屋はすべて二階にありました。レンファがわたしのために一階に部屋のある宿屋を探すとも言いましたが、もう日が暮れて暗くなっていたので、わたしは大丈夫だと言ってここにして頂いたのでした。わたし一人だけだと車椅子を一階まで持っていけませんし、あそこまで生身で行ける自身もありません。降りる階段なんかで転びでもしたら大惨事です。


「あああ、猫さん達が…」


みるみるうちに戦利品を持って他の場所へ移動する野良猫たち。後から漁り始めた猫たちが持っているものは先に帰った子たちよりも貧相なのが見てわかりました。


やがて最後に黄色い猫一匹が残りました。最後の猫は長い間籠を漁りましたが、食べられそうなものは既に他の猫たちが持っていったらしく収穫なしに籠を後にしようとしました。


「あ」


最後の一匹が何も持たず帰るのを見て私が出した声に、お腹の空いた猫は直ぐに反応しました。宿に背を向けていた猫さんが振り向いて私の居る二階に目が会うと私は驚きました。


「え、ああ、えっと…」


その「同情するなら食べ物をくれ」と言っているような目つきに私は何かないかなと周りを見回しましたが、ルームサービスで食べた朝ごはんはレンファ達が出る前にとっくに片付けされてましたし、他においてあるのは水ぐらいでした。


何もないと分かった猫さんは帰ろうとしましたが、


「ま、待って!」


私は猫が呼び止めて車椅子の方に向かいました。


この車椅子には知る人のみが知る秘密の空間がありました。そこにはわたしのいろんな秘密道具がおいてあるのでした。


「どこかに残ってるはずなんですけど…あ、ありました」


ヘレナさんの秘密道具その一、干したキャットニップです!


「ほら、おいで」


窓に戻った私がキャットニップの入った袋をちらつかせながら叫ぶと、猫は言ってることが分かったのか庭に建てられた壁に昇り、そこからどんどん建物の上へと昇ってきました。屋根の上へと消えた猫は少し経った後、私がいる窓に正確に飛び降りてきました。


「にゃー」

「はい、はい、ちょっと待って。とりあえず中にどうぞ」


目的の品を強請る猫を部屋の中まで誘導した私はキャットニップの袋を開けて丸く固められたキャットニップの干し物を床の上に渡しました。


初めて見る品に躊躇う猫でしたがキャットニップに鼻に近づけるや否や夢中に鼻を突っ込み、やがて舐め始めました。


キャットニップは、謂わば「猫の麻薬」みたいなもので、キャットニップから出る成分が猫科の動物の気分を高めて、まるで酔ったみたいにその場に垂れ込んで宙で足を泳がせたり、床を転がったり、とにかくいつものつんつんとした姿とはかけ離れてとてもだらしなくさせてしまうんです。


……そしてなぜその「麻薬」をこの猫に与えたのかという質問には…。


……


「わたしはなんということを…!」


他にあげられるものがなかったとは言え、飢えている猫にキャットニップを与えてハイにさせるというこの行為。如何なものでしょうか。


そう思ってる間にも猫は涎を垂らしながらキャットニップを舐めています。丸く固めてあるキャットニップがなくなると、袋の中の残り粉を吸うために中に鼻を突っ込む始末。こうして皆ジャンキーになっていくのです。わたし、暇だったとは言え、猫を逃がしたくなかったとは言え、なんということを…。


「あの、大丈夫ですか?もうないんですけど…」


わたしが猫に声をかけてみても、猫は可笑しく仰向けになって足を泳がせているばかりでした。キャットニップは明らかに食べ物として不足しているはずなのに、顔だけは恍惚としてます。


何か別の食べ物探さないと…。


「……ああ」


でも、ちょっとだけなら…今の状態なら触ってもそんなに抵抗もないでしょうし……今食べ物を出されても食べられないですし…ちょっとだけ…。


そう思った私は完全に無防備な状態の猫に手を伸ばしました。


「そこまでです!」


その時、突然窓のほうから人の声がしました。驚いた私が窓を見ると、窓の上から人が飛び降りて、部屋の中へ入り込みました。


「お猫様!」


入ってきた人はまず最初に私の手からハイな猫を奪い取り様子を確認しました。


「こんな酷いことを…!あなた様の血は何色ですか!」

「あ、あの、その…違くて…わたしは…」

「お猫様は自由に生きてこそ愛おしいもの。それを変な薬を使って体の自由を封じて弄ぶなど…それが人のすることですか!」

「うっ…」


何か言い訳をしようにも返す言葉もなく、私は頭を項垂れました。


「早く解毒剤を渡してください!さもなければ…」

「解毒剤なんて…ありません。あのまま効果が切れるまで待つしかありません」

「どれだけ続くのですか」

「個別の差はありますが…あの量なら長くても一時間ほど…」

「半刻ですか…その間ずっとお猫様を弄ぶつもりだったのですか」

「ち、違います!私はただ何も食べられず帰る猫が可愛そうで…手元にそれしかなかったから…」

「あなたは街に乞食がいたら渡すものが何もないからって阿片を手渡すのですか!」

「それは……」


またしても返す言葉もありませんでした。自分でもヤッてしまっておいて間違ってると気づきましたがもう時は遅しでした。


「ああ、お猫様、こんなにはしたない姿を人前に……この落とし前を一体どうやってつけるおつもりですか」

「本当にごめんなさい……」


…ところで、突然部屋に入って来てこの方は誰でしょうか。


彼女はレンファみたいに焼けた肌に長い黒髪を持った女の子でした。背中には自分の背ぐらいに長い剣を背負っていて、両手には金属製の手甲をしていました。


「…あの、もしかして、シュウヨウヘイさんですか?」


でなければわたし、今武装した怪漢に迫られていることになりますけど。


「どうして私の名前を知っているのですか?」

「えっと…護衛に来てくださった方ではないのですか?」

「…?」


今の反応からしてヨウヘイさんで間違いないようですけど、幼平さんは私を知らないって顔をしました。そして、しばらく何かを思い出そうとしているような顔で数秒が経ち、


「はうあっ!!」


いきなり声を上げて叫び、慌てて持っていた猫を手放しそうになりました。


「あ、ごめんなさい、お猫様!」


なんとか猫を持った幼平さんは自分の体を制御できていない猫をベッドの上に寝かせた後、私に向かって土下座をしました。


「申し訳ありません!」

「ええっ!?」


さっきまで怒られているかと思いきやいきなり謝られてしまって私は混乱しました。


「私、孫呉の大事な客の前であんな失礼な態度を取ってしまいました!お猫様のことを見て頭がいっぱいになって任務のことを一瞬忘れてしまいました!」

「えっと、あの…お顔を上げてください。悪いのはわたしですから」

「いいえ!例えお猫様にあんな残虐にことをなさったとは言えそれは私情。面に向かってあんな暴言を吐いてしまったこと、謝罪いたします」


実際猫の件で怒っていることには変わりないのですね。でも、公と私をはっきり分けようとする心構えは買うべきでしょうか。


「ヨウヘイさんが謝ることはありません。確かにその…猫を薬漬けにしたことはいけないことでした。わたし、今日ずっと一人で寂しくて、こうしてでも猫を置い留めようとしていたみたいです。本当に申し訳ない事をしてしまいました」

「いえ、私こそなんという無礼な真似を…」

「いえいえ、わたしこそ…」

「いえいえいえ、私が…」

「いえいえいえいえ、私…」


以後お互いに床の上に膝ついて互いに謝るという状況が猫がキャットニップから開放されて、私たちのことは気にもせずに去るまで続いたみたいです。


・・・


・・



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